よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

温泉街風情-奈良県天川村:洞川温泉

2024年07月25日 | 奈良(奈良市以外)
Dorogawa Hot Spring, Tenkawa Village, Nara Pref.

さてさて、天川村を訪れたワタクシですが、次に向かったのは洞川温泉(どろがわおんせん)です


洞川温泉は修験道の隆盛とともに大峯信仰の登山基地として栄えてきた温泉街です。
歴史ある純和風木造建築の旅館、民宿などの宿泊施設が20数軒、土産物店、陀羅尼介丸の製造販売店13軒などが軒を連ねています


ご存知の方も多いと思いますが、大峯山は女人禁制の修験の山なんですよ。
ここ洞川温泉は大峯山の門前町として夏期には山上ヶ岳の蔵王堂をめざす修験者や参詣者で非常に賑わうんです


全国的に女人禁制の山岳への登山口でよくみられたことなのですが、戦前まで旅館街の一部地域は遊廓の機能を有していました。
ただ、かつては女人禁制だった山々も今では解禁されて女性が登山を楽しむことが出来るようになりました。
そんな中で、ここ大峯山(山上ヶ岳)だけが、今も頑なに女人禁制を続けているんです


このお宿、ワタクシはブログを始める前に家人と泊まりに来たことがあるんです。
美味しい鴨鍋をいただき、それ以来ワタクシ達はすっかり鴨鍋が大好きになったんですよ


夜になるとお宿の提灯に明かりが灯り、すごくいい雰囲気になるんです。
ワタクシ、3年前に洞川温泉のすぐ近くにあるキャンプ場でキャンプをした時に、夜の温泉街を散策したことを思い出しました
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/44f33bea84277c2154e1d797bd57f1b0


どこの温泉宿も木造の二階建て。近代的な建築物は一切ありません。「豪華」「華美」…そういった言葉が似合うお宿はありません。
でも、そのことが洞川温泉の温泉街を素敵なものにしている気がします


どこのお宿も縁側を開放しいるのですが、これは開け放たれた縁側は大勢の山伏達がいっぺんに旅館に上がれるようにしたものなんです。
今では一般の観光客も、自由に縁側に座ることが出来るんですよ


そして、温泉街の至る所に湧き水が流れ出ています。この日は軽く30℃を超える暑い日でした。
ワタクシは湧き水を手で掬い、グイグイと冷たい水を飲んだのでした

使用したカメラ:3枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


洞川温泉には遊興的な施設は全くありません。居酒屋もゲームセンターも、ましてやストリップ劇場などもありません。
ゆったりと温泉のお湯を楽しみ、昔ながらの温泉宿の佇まいを眺め、素朴な温泉街を散策するのがこの温泉の楽しみ方でしょう。
私は温泉街に遊興的なもの、享楽的なものを望まないので、こういう温泉街が一番好きなんです。



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