よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
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修験者-奈良県天川村:龍泉寺

2024年07月24日 | 奈良(奈良市以外)
Ryusenji Temple, Tenkawa Village, Nara Pref.

さてさて、奈良県天川村を訪れたワタクシは、まずは「みたらい渓谷」の美しい渓谷美を楽しみました。
次にワタクシは洞川(どろがわ)にある龍泉寺を訪れました


龍泉寺は真言宗醍醐派の大本山の寺院です。白鳳年間(645〜710)に大峯を開山した役行者が、
この場所にあった岩場からこんこんと水が湧き出る泉を発見し、そのほとりに八大龍王尊をお祀りし修行をしたのが
龍泉寺の始まりであったと伝えられているんです


龍泉寺の境内には「龍の口」と呼ばれる泉から湧き出る清水が流れており、修験者たちから「清めの水」とされています。
その先は池となっており大峰山の第一の水行場とされるなど修験道の道場として知られているんです


洞川から大峰山(山上ヶ岳)を登る修験者は、宗派を問わず龍泉寺で水行の後、八大龍王尊に道中の安全を祈願するのが慣例となっています。
この日は見ませんでしたが、ワタクシは何度か修験者がこの場所で水行をされている姿を見たことがあるんですよ


龍は十二支の中で唯一、想像上の生き物ですね。 龍は水中に棲んでいて、雨を降らせるなど水をつかさどる存在とされています。
また、龍神として神格化されて信仰の対象になることも多く、神社の手水舎にある吐水口がこのように龍であることも多いです


龍泉寺を訪れるのはもう何度目になるかわかりませんが、いつ訪れても清冽な水の美しさに感動します。
一点の濁りも無く、ただただ澄み切った湧き水。紀伊半島に大量に降った雨水が、長い年月を経て湧き水となっているのですね。
ワタクシはここ洞川に来ると、美味しい湧き水をいただくのも楽しみの一つなんです


ではでは、龍泉寺を参拝した後は次の目的地に向かうとしましょうか


次にワタクシが向かったのは、風情ある洞川温泉の温泉街でした

使用したカメラ:1、2、6枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


龍神を雨乞いの神・水の神として信仰するというのは、全国各地で見られます。
農耕民族である日本人にとって、雨がいかに大切なものであったかということがよくわかります。
翻って今の時代、龍神様に「極端な豪雨は避けてください」「線状降水帯は発生させないでください」と願うことも必要かもしれませんね。



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