源氏物語と共に

源氏物語関連

寂聴さんの藤壷

2008-07-03 22:42:34 | 関連本
前回書いたaround30さんに教えてもらった寂聴さんの講談社文庫「藤壷」
やっと読みました。


イメージ的に怖かったので(笑)、
最初は古文の方をさっと見て、その後本文を読みました。


寂聴さんにしては光源氏との一夜が、控えめな文のように思えてホッとしています。


私は光源氏と藤壷は相愛と思っているのですが、
そのあたりの心理描写が疑問でした。
むしろぼかされたのかもしれません。


牧美也子さんの漫画「源氏物語」はそのあたりの藤壷の心理が納得できたように思います。


文庫本の字が大きすぎてちょっと戸惑い、その分色気がなかったように思いました。


「輝く日の宮、もとよりなし」と藤原定家も書いているようですが、
無い方が平安ロマンで良いように思います。


やはり日本人としては全部は見せず、
ちらっと匂わせるのが良いように思いますが、どうでしょうか?


コメント
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