ELKのティータイム

子育ても終わり、のんびり普通に過ごす私のつぶやきです

昔話 -証券会社にて-

2005-11-03 00:05:06 | 戯言
昨日の東京証券取引所のシステムダウンのニュースを聞きながら、証券会社に勤めていたころの事を思い出した。

山一証券の傘下にあった小さな会社だった。(それでも、支店を5店持っていた)
そこの会社には、経理事務員として中途採用で入社した。
営業事務ではないので、直接取引きには関わらなかったが、毎日が残業だった。
考えてみれば、その日の天気も気温も気づかないぐらいだった。
も~、昔の話だけれど。

思い出したのは、こんな事ではない。
やはり、女性の多い職場なので、『お局さま』のイジメにはあったな。
Gパンで出勤したところ、別室に呼ばれ・・・
帰りに、スーツを何着も購入しました。

営業の男性社員は、どこか女性を卑下するようなところがあって、それを女性陣も受け入れているところがあった。
しかし、あの頃の『今時の若いもの』は納得はしなかった。

理不尽な言葉には、実力行使で訴えた。
 3時のお茶の時間には、丁寧にコーヒーを入れて差し上げる。しかし、インスタントコーヒーにお茶を注ぐ。 
満面の笑みを添えて 

給湯室に歯ブラシを置きっぱなしにする営業マン。
それも、ヤニで真っ茶色。
何度も言葉でお願いしても、片付けてくれないと先輩方がこぼす。
翌日、その歯ブラシは、真っ白なものになりました。
それは、塩素系の漂白剤で漂白してしまったのです。
「見て!見て! こんなにきれいになっちゃた」
とご本人に。
それ以来、給湯室に歯ブラシを置く事はなくなりました。

あれから20年近くたった。
今では、女性の地位も上がったんだろうな。
こんな事、するような社員もいないだろうな。
その反面、仕事中は財務状況を証券業協会へ報告していたり、堅い業務についていたんだよね。

バブルが始まる前に退職した私。
理由は・・・現金が現金に見えてしまう為。
金融業界では、現金は商品。
しかし、お金にしか見えない私は、向いていないと考えた。
因みに、その時のボーナスは、中期国債ファンドだった。
その後、バブル期には、ボーナスの封筒が立つ様だったらしい。
ちょっと羨ましいけれど、これでよかった気がしてる。

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