「青空の社会学」

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☆国際社会かる孤立する「靖国神社参拝」!(1) 「政教分離」は憲法の基本原則(第20条)

2014年01月07日 | 政治
〈目録〉   
検証!原発!(30) 検証!原発!part2(10)  消費税の本質(16)  財界の内部留保と法人税
政治とカネ (8)  新自由主義とTPP(4) 橋下「維新の会」の正体(10) 書籍案内(50)選 
サルでもわかる選挙制度(8)  小沢一郎の罪(4)  社会保障  

☆「半田さんのフェイスブック」(リンク)

1、国際社会から「孤立」し続ける「靖国神社(戦争のシンボル)参拝」!
(国際社会から一斉に非難をあびる安部政権!)


昨年暮れに安部晋三首相が靖国神社を参拝したのに続き、今年に入り新藤総務相が元旦に靖国神社を参拝しました。
安倍首相は昨年には4月、10月に靖国神社に真榊(まさかき)を奉納し、麻生太郎副総理ら閣僚を上げて参拝を繰り返しています。
 

安倍首相は「戦没者の御霊を慰める」などと言っていますが、靖国神社には先の大戦のA級戦犯者14人が祀られていて
「戦争(天皇制ファシズム)のシンボル」とされています。安倍内閣の本音は先の「戦争犯罪」を反省することなく、再び「戦争する国」を目指していることにあります。
靖国神社の隣には「遊就館」(リンク)があり侵略戦争を美化した展示品ばかりが揃えられています。
第2次安倍内閣には右翼改憲閣僚がズラリと揃い、ほとんどの閣僚が「憲法改正」で占められた極右内閣です。
安倍内閣は「秘密保護法」、「NSA」、「集団的自衛権の行使」、「憲法改正」と戦時立法を着々と進めています。

☆「政教分離」は憲法の基本原則(20条)(リンク)
(今年に入っても、今度は首相初め政府閣僚上げて「伊勢神宮」を参拝!1/6)

そもそも「日本国憲法」では先の侵略戦争の苦い経験(天皇制ファシズム)から「政教分離」の原則を明確にしています。(日本国憲法第20条)

これを政治権力の力で「歪曲」することはとても許されることではありません。
しかし昨年に続き、今年に入ってからも首相を初めとする政府閣僚を上げての靖国、伊勢神宮の参拝を繰り返しています。政府内閣閣僚を上げて、特定の宗教(神道)だけに参拝する行為は日本国憲法に真っ向から違反する行為です。


(注)神道において神は「八百万の神」とされ、天皇家の先祖とされる。戦前天皇は現人神(生き神)として政治の全権を握り軍国主義体制をひいた。そして侵略戦争(日清、日露、日中、太平洋戦争)にあけくれ、朝鮮半島、満州国など果てしない植民地政策を推し進めた。


☆国際社会から一斉に批難の声!(アメリカから失望された極右内閣)

安倍内閣の「靖国神社参拝」に対しては、侵略された中国、韓国の猛烈な抗議だけでなく、欧州連合(EU)やロシア、アメリカでさえ失望の意を表明しています。
国際社会は、先の大戦で2000万人もの中国、朝鮮人民を虐殺した「天皇制ファシズム」の侵略戦争の実態を良く承知しているからです。

  

 
「靖国神社参拝」によって、とりわけ侵略された隣国の中国、韓国との友好関係は台無しに成り、首脳会談さえ開かれない状態になっています。日本政府が進んで緊張関係(「戦争する国」づくり)を作り出しています。
国際協調には「友好と協調」こそが必要なのに、日本政府は隣国を過剰に「仮想敵国」に仕立て上げ、軍備の増強を進めています。


2、「戦争する国」へまっしぐら!(安倍内閣の正体。)
(特定秘密保護法、国家安全保障局(NSA)、集団的自衛権、新防衛計画、そして憲法改正へ。)

第2次安部内閣に入り「積極的平和主義」(専守防衛⇒海外での武力行使の解禁)のもとで、立て続けの「戦争立法」が通されています。
そして日本国憲法の武力行使を禁じた「第9条」を取り払うために、「憲法改正」を進めています。
これらの大義は隣国(同じ北東アジアの国々)である
北朝鮮、中国を過剰に「仮想敵国」として仕立てあげたものです。
安倍内閣はこうした隣国の国々と表向きは「対話」といっていますが、決して協調、友好関係を築こうとはしていません。

北朝鮮側は「日本との国交回復」と「朝鮮戦争の終結」(現在は休戦状態)を強く望んでいますが、日本側は決して「国交回復」を締結(努力)しようとはしません。
安倍首相は「対話と圧力」と言っていますが、北朝鮮に「圧力」をかけるだけで、真剣に「対話」に努力しようとはしません。圧力をかけるだけでは北朝鮮側の反発は必至です。
北朝鮮に最大の圧力をかけているのは、「米、日、韓の軍事同盟」による軍事演習です。
  

北朝鮮は既に国連加盟国の大半から承認された立派な国連加盟国です。友好関係を尊重し、「対話外交」に努力すれば必ず国交が回復します。何よりも「国交回復」へ向けた努力が大事です。
安倍内閣は逆に「戦争する国」づくりへ向けて、「新防衛計画」のもとで新たな軍備増強も図っています。攻撃する軍隊づくりに方向を変えているのです。
昨年暮れの(12/17)の閣議では「統合機動防衛力」を掲げ、1兆1800億円の予算を上積みし新たな新兵器の導入が目白押しになっています。


☆「中期防衛力整備計画」で導入される新兵器類
  








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