歴史とドラマをめぐる冒険

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「麒麟がくる」・第三十九回・「本願寺を叩け」・感想

2021-01-03 | 麒麟がくる
朝の4K放送を見ての感想ですので、ネタバレに気をつけてください。

1,天王寺の戦い

1576年、天正4年の本願寺の戦いですね。本能寺は1582年です。あと6年。でも回数はあと5回。

さて、染谷信長の一層狂気に磨きがかかってきます。帝とも「毛利を助けるなら知らないよ」と冷たくなっています。また目の光が消えています。
天王寺方面での本願寺攻めがはかどらないことに怒り狂います。それで雑賀鉄砲隊の前に身をさらす。酒でも飲んだらまるで上杉謙信です。
結局足に玉を受けます。それを十兵衛が救いますが、十兵衛も過労?で倒れてしまいます。丹波攻略の最中も、あちこちに転戦しているのです。
信長の暴走にだんだん人々が離れていくような演出でした。

史実は、まるで違います。信長は少ない兵を持って本願寺勢を追い詰めていく。信長が主人公なら「信長の晴れ舞台」になるような出来事です。足に負傷は本当です。
この時点でも信長は先頭に立って、相手にきりこんでいくのです。

2,十兵衛の病

危篤になりますが、ひろ子の願掛け行為で回復します。駒も東庵も活躍します。あ、これはひろ子さん死ぬなと思ったら、最後に亡くなってしまいました。

3,信長、光秀を見舞う。

信長は九鬼水軍で毛利を叩けば、本願寺が窮すると言います。「たま」とも出会います。結婚の仲介をしてやろうと言います。芦田愛菜さんです。恐ろしくたぬき顔の「たま」です。
信長も「たぬき顔」です。安土城が話題になります。
秀吉は光秀に「殿も少しはこりただろう」とか言っています。

4,徳川家の事情の説明

徳姫が徳川に嫁いでいること。織田はあまり徳川に関心がないことなどが「説明」されます。
築山殿が「織田様は本願寺を叩くなど、またしても神仏を恐れない」とか普通のことを言っています。
菊丸が織田家は家中一体ではない、頼るべきは十兵衛と言います。

5,病のひろ子さん

左馬之助と駒がいろは太夫を招いて、太夫はいませんが、慰労をしています。

来週は「松永久秀の平蜘蛛」、、帰蝶が出ます。

あと6年で、5回、しかも来週は松永久秀が主役。私としては戦闘シーンはなくてもいいから、もうちょいと戦いの説明が必要と思います。
ナレーションが「天下静謐」と言ったり「天下布武の印のもと」と言ったりしているのが面白いと思いました。小和田さんは「天下布武」でしょう。
しかし「天下の静謐」も使わないと「新しい感じ」が出ない。数年後、きちんと「天下平定」で「the信長」をやってほしいと思います。

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