歴史とドラマをめぐる冒険

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麒麟がくる・第二十回「家康への文」・あらすじ完全に想像編

2020-05-27 | 麒麟がくる
第二十回の「完全想像あらすじ」です。「こうはなりません」よ。じゃあ何でこんなことやっているかというと、武将について勉強するため、あと「単に自分が面白い」からです。内容は想像ですがネタバレはしますよ。



さて70万から100万石ぐらいの大大名である今川義元は夢をみていました。兄である玄広恵探(げんこうえたん)が言います。「戦をやめよ。家が滅びるぞ」、義元は言い返します「命を奪ったこと、申し訳なく思っておる、どうか成仏してほしい」。恵探はいいます。「恨みや呪いで言っているのではない。信長は危険な男ぞ」

義元は眼を覚まします。「いやな夢だ」。義元もまた兄弟との骨肉の争いの末に戦国大名となった男でした。

その日将軍義輝から手紙が届きます。「織田との争いをやめよ」。義元は言います。「将軍家とは手を切ったと何度も申し送っているのにな。今川は足利家の家臣にあらず。同族ぞ。上下はない」

義元は療治のために東庵を呼びます。「元信(家康、元康)の将棋の腕はどうじゃ」
東庵「いやお強うございますな」
義元「駿河に来た時は、時折鋭い眼光をみせたが、今は柔和でわしに逆らうこともない。しかし時々、何を考えておるのか。分からぬときがある」
東庵「それを言うなら太守、あなた様こそ。信秀様や道三様にもない恐ろしさを感じることがありますぞ。」
義元「わしが尾張の虎や美濃のまむしより、、、言うわ、東庵、ハハハ」

家康(元信)が義元からの指示書を見ています。どっかの林の中で木材の上に座って、何か食べています。そこに薬草取りにきたお駒がやってきます。
ここにいればお駒に会えると家康は分かっていました。
お駒「また戦ですか」
家康「お駒殿、また薬草とりか。太守の命令だ。三河に先鋒隊を務めよとある。今の三河の力では断るわけにもいくまい」(と簡単に軍事情報を話します)
お駒「命を粗末にしてはなりませんよ」(と言いつつ帰蝶のことも気になる)
家康「必ず生きて戻ってまいる」
お駒は丸薬を渡します。これがお駒の運命を大きく変えるようです。(NHKのHPより想像)

一方、光秀は帰蝶からの手紙を読んでいます。織田の危機を知らせてきます。そこに月に一回ぐらいやってくる菊丸がやってきます。光秀はどうしたものかとつぶやきます。菊丸は「松平竹千代さまも戦に出るのです。命を落とさねばいいが」と言います。光秀は「竹千代?」と考えます。そして帰蝶への手紙を菊丸に託します。

織田家では今川の兵力についての情報が錯そうしていました。4万とも2万とも伝わってきます。さすがの帰蝶も読めません。帰蝶は台所係の藤吉郎を呼びます。信長も同席しています。「そちは駿河におったな。駿河の力はいかほどぞ」(と無茶ぶりをします)
藤吉郎「今川様は100万石と言いますが、まあ80万石というところ。総兵力は1万数千。守備兵や砦を攻撃する兵は分散しますから、まあ本隊は六千と言うところでしょうな。」(なんで分かるのだ)
帰蝶「そちは他に何か知っておるか」
藤吉郎「今川様は名門ゆえ、輿の使用が許されています。義元様は乗馬が得意ですが、今川の威信を見せつけるため、輿を好まれるそうです」
信長「なるほど、輿な。この乱世いまさら使用許可もなにもあるまいに。あれは疲れるものぞ。わしなどは酔ってしまうわ。藤吉郎、ほかに言うことはあるか」(輿が疲れるかは分かりません)
藤吉郎「殿様、台所係ではこの先の出世は知れたもの。どうぞ殿さまの近くに置いていただきたく」
信長「といって藤吉は前田のように槍刀は扱えまい。しかし、どうやらそちは面白き男じゃ。帰蝶のそばにおれ。帰蝶の指示を仰げ」(帰蝶が藤吉郎のボスになります、根拠なし、予告編に出ないから藤吉郎はでないでしょうね)

信長は「手も足も出ない」ほどの兵力差ではないと考えるようになっていました。

ところで信長には信忠という3歳の男子がいました。吉乃が生んで滝川家で養育されています。自分の死を考えた信長は帰蝶にそれを告げますが、帰蝶は全く動じません。どうやら知っていたよう。それどころか吉乃は体が弱いので、親子とも清州に引き取ろうと言います。

帰蝶に光秀からの手紙が届きます。「松平竹千代」を調略はできないかというものでした。帰蝶は藤吉郎を伴って(とはならないと思いますが)、家康の叔父である水野さんと母であるお大さんに会いにいきます。尾張の味方をしてほしいという願いをお大は退けます。「兄(水野)は織田様に従います。竹千代には戦から手を引いてもらいたいのです。戦ってほしくはない」と。そして、お大はそのことを書いた手紙を菊丸に託します。

家康が子供の頃、今川を嫌ったのは「織田に母の実家がついたため、父が母を離縁し、母と引き離された」からでした。今川に直接の恨みがあるのではない。信長も、家康も、秀吉も母上大好きです。まあ分かります。

で、家康。史実としては大高城への兵糧補給係です。しかし戦闘もして丸根砦を攻撃しています。大高城で休息していたら義元の死を知って、自害しようとしますが思いとどまり、岡崎城に戻るようです。岡崎城に戻ったのは氏真の指示という人もいるようです。どのように「新しい家康」を描くか、それは分からないのであまり深く考えずに書いてみます。

家康のもとに参上した菊丸は自分が水野の間者であることを告げ、「今川を倒して欲しい」と言います。家康は17歳でしたが、冷静で読書家です。古典に照らして「裏切り」は長い目でみると家の信頼を損ねると考えます。そもそも信長には父を殺されており(史実じゃない)、恨みこそあれ、恩はありません。義元の本隊が5千ぐらいであろうこと、信長も3千ぐらいあるであろうこと、そうなると結構いい勝負だとも思います。家康は迷いに迷いますが、様子見しかない。丸根砦をおとしたら大高城で休息しようと思います。菊丸には何も告げません。

信長には3000ほどの兵がいます。敵の本陣は6000と読んでいます。そこで1000を奇襲部隊、2000を正面攻撃部隊とします。このあたり、私は合戦をしたことがないので、現実的な策なのかどうか分かりません。

信長の鉄砲隊も活躍させたいところですが、当日は豪雨なので、難しいですね。でもまあ決戦時に雨が晴れ、鉄砲の使用が可能になったとできるかも知れません。しかしそれは20回の「家康への文」ではなく、21回で描かれるでしょう。

少し先走って書いてしまいます。義元が討たれたことが家康に伝わります。大高城の家康は病気を発し、体が弱っていました。その時、お駒との約束「必ず生きて戻ってまいる」を思い出します。瀬名はスルーします。で「お駒の丸薬」を飲むと、次の日には体調が回復します。そこに今川氏真から「岡崎城を守れ」という指示がきます(新解釈、嘘か本当か)

それを幸にして岡崎に入った家康は、織田にもつかず、今川にもつかず、武装中立を考えます。二つの国の緩衝地帯になれば平和が守れると考えるのです。

その頃、ユースケ義景は蹴鞠に興じて「アリ」とか「オウ」とかやっています。光秀は「おれは何をやってるんだろう」と焦ります。
ほとんど全て私の想像であって、こうはなりません。
次回21回「桶狭間(仮)」に続く。

麒麟がくる・第二十回「家康への文」・あらすじを予想して勝手に書く①

2020-05-27 | 麒麟がくる
ただ「遊びとして」勝手に予想して書いているだけです。ただし予告編は見ているし、SNS情報もあるのでネタバレはあります。ネタバレ回避の方は見ないでください。



ナレーションでは前回、道三の死から二年とありましたが、信長上洛は1559年なので三年じゃないかと思います。桶狭間は1560年です。斎藤義龍の死は1561年です。

①尾張に帰った信長、将軍家については「まああんなもんだろな」と思うと同時に「幕府を強くしないと合戦はなくならない」とも考えています。

②一方越前の光秀、今川が尾張に攻め込むことは既に信長に聞いて光秀は知っていました。で、光秀なりに回避策を考えるのです。で帰蝶に文を書きます。今川の先発隊である松平竹千代と連絡をとれという手紙です。

③帰蝶は、直接家康に会うことはできないので、家康の叔父の水野さんと母のお大さんに会いに行きます。竹千代を味方にするためです。

④一方お駒、東庵、菊丸は駿河にいます。今川領です。お駒と家康は仲良しになっています。で予告編にあるように、木材の上に座って会話とかしています。「帰ってきますよ」とか親しそうです。お駒は薬とか渡すのでしょう。

⑤家康、この時は元康でもなくて元信だそうです。お母さんからの手紙を菊丸から受け取ります。そこには今川を倒して欲しいと書いてありました。

⑥十兵衛は焦っています。おれ何やってんだろと思っています。ユースケ義景は「アリ」「ヤウ」「オウ」とか叫びながら蹴鞠をしています。

⑦信長はやることもなくて、腹が減ったので台所に行くと、妙に背が高い変な男がいて。

考察
①について 義輝には失望したらしい信長ですが、まだ天下とかちっとも考えていないので、強い将軍を望んでいます。
②について 美濃にいた時は大志らしいものをあまり持っていなかった光秀ですが、浪人して大志を持ち始めるのでしょう。
③について ずっと帰蝶の支えというか、プロデュースは続くのでしょう
④について 駒と家康が麒麟を呼ぶというのが私の説です、あえて誰だと言われれば阿茶局に相当する人、菊丸は天海になるというのが私の説です 根拠ありません
⑤について 家康、特に織田家に恩はないわけで、自発的に裏切る必要はありません
⑥について ユースケ、どっかで凄みが出てくると思うのですが
⑦について これはないと思います。変な男とは藤吉郎です。藤吉郎は信長に見出されるのではなくて、ボスは帰蝶だと思います。