ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

イースターのニンジン

2012-04-08 22:53:48 | 暮らし・生活
ただ今イギリスは、イースターの真最中。6日(金)は聖金曜日(Good Friday)、9日(月)は Easter Monday という祭日なので、普通のお勤め人は4連休。
オットーも4連休です。病院勤めの私は仕事が入っていますが。

商魂たくましいスーパーには、かなり前から卵やウサギの形をしたチョコレートが並びます。
私は甥っ子2人とムスメに、ウサギとニンジン3本の形のチョコレートがセットになったのを買ってやりました。
(写真にはニンジンが4本入っているので微妙に違いますが、資料画像と思ってください。ムスメが開封する前に写真を撮るのを忘れたので

          

今は「もらって当たり前」みたいなイースター・チョコレートだけれど、第二次大戦中はまた別の話だったようです。
物資が乏しくなって、最初に配給制の対象になったのが砂糖・ベーコン・バターといったような贅沢品。
大量の砂糖を使うチョコレートやアイスクリームも極端に乏しくなり、戦時中のこの時季、子供たちは“carrot on a stick”(棒に刺したニンジン)を代替品として提供されました。

 
子供たちの、疑わしげな表情がカワイイ

戦争直前に生まれた子供たちは、戦争が終結し配給制が廃止されるまで、アイスクリームというのがどういうものなのか知らなかったそうです。
戦時中もニンジンは豊富にあったイギリスでは、『自然の甘味料』としてニンジンの摂取が奨励されました。
それで大人もニンジンを食し、育てました。「欲しがりません、勝つまでは」。

 

戦時中に配給された砂糖の量は、大人一人につき一週間に8オンス(1オンスは約28.4g)だったそうです。
すっくなー! さっみしー! (減量するには適した環境だけれど。)

好きなだけ甘い物が食べられる幸せ・・・ じゃなかった、平和って本当に有り難いですね 

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2 コメント

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にんじん。 (チビまま)
2012-04-09 17:57:20
へー、いつもハナママゴンさんのブログは勉強になります!
人参をかじる子供たち、ほんとちょっと半信半疑。
確かに私も生の人参の方が調理したものより好きですが、まるごと齧れと言われたらちょっと抵抗があるかも。。
現代に生まれた贅沢ですね(苦笑)
ほんと、平和な時代に、食べ物を選択する自由があって恵まれていますよね。
感謝感謝です。
この平和がずっと続きますように。。。
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丸ごとはねぇ。 (ハナママゴン)
2012-04-10 06:45:59
ニンジン、結構固いですもんね。
ところでウサギといえばニンジンというイメージですけど、やっぱりチビくんも生のニンジン、好きですか?
もしそうなら、あげるときはどんな風にあげてるの? 輪切りとかスティックに切ってから?
(ふと疑問を覚えてしまったもので。)

「勉強になります」なんてお褒めいただき有難うございます。
私の場合、単にオンラインニュースの受け売りをしているだけなので、お褒めいただける立場ではないんですけどね。
でも嬉しいお言葉はブログを続ける励みになります。これからもどうぞよろしく。
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