『外食して助けよう』スキーム

ロックダウンによって大打撃を受けた外食産業を助けるため、英政府は消費者に外食を奨励するスキームを打ち出しました。

8月3日から31日までの間の月・火・水曜日に限り、スキームに参加している飲食店で外食したら、料金の半額は政府がもつので、

消費者が支払うのは半額でいいというものです。

ただし値引きは一人につき10ポンド（1400円）が上限（下限はなし）、アルコールとサービス料金は対象外となります。

 

「食べに行って助けよう」作戦始動！レストランに早速行ってみた！！ － ONLINEジャーニー

 

下は、政府のサイトのスクリーンショットです。想像力の乏しい私は飲食店というとレストラン、カフェ、パブぐらいしか思いつきませんでしたが、

バーとか職場や学校の食堂（canteen）とかフード・ホールまで含まれるんですね。

 

 

ケチな倹約主婦の私はめったに外食しませんが、せっかくムスメが帰ってきたので先週のムスメの仕事がオフだった水曜日に、

近くのカフェにランチに行ってみました。

（オットーはもともと食べることに興味が薄いし外食も嫌いなので、誘ったけどパスしました。）

さすが田舎町だけあって、空いておりました。

 

ムスメは Lumberjack というイングリッシュ・ブレックファストを選択。私はワッフルのベーコンとメープルシロップ添えを、

まだ食べたことがなかったので頼んでみました。（ムスメが自分のを完食できないことも見越して。）

飲物はムスメはアイス・モカ（大）、私はホットのモカ（普通）にしました。

 

注文後、名前・電話番号・人数・入店時間を記入するよう頼まれました。お店が政府に半額負担を請求するときに、

証拠としてこれが必要なのでしょうね。

 

ムスメの（下左）と、私の（下右）。予想通りムスメは完食できず、私がトーストとパンケーキをひとつずつとベイクドビーンズを1/3くらい食べてあげました。

　

私のワッフルは美味しかったですが、ベーコンとメープルシロップの組み合わせは、残念ながら私の口には合いませんでした。

やはりベーコンは食事の一部として、ワッフルは甘いデザート的なものとして、別々に食べた方が美味しい気がして・・・

昭和生まれの私の舌は、新しくてトレンディーな味覚を受け入れるには古すぎたのかもですね。

私が払ったのは、全部（おごってあげたムスメの分も一緒に）で10.20ポンド（1430円）。・・・半額でもこれか！

イギリスの外食は、やっぱり高すぎると思う！！

 

明日（31日）で終わるこのスキームは、「消費者に好評なようで、すでに6200万食が提供された」と先週ニュースで言っていました。

そうですよね、ケチな倹約主婦の私すらまんまと外食に引張り出されたのだから、『スキームは成功した』と言っていいでしょう。

が、良いことばかりでもなかったみたいで。

 

Eat Out To Help Out や～めた！ 客の無礼な態度に従業員が疲労 － ONLINEジャーニー

 

なるほど、スキームを利用しようとお客さんが集中すると、飲食店の方は大忙しですよね。

そんな多忙な中頑張っているのに客に文句を言われたり怒鳴られたりしたら、スキームから抜けたくなるのも当然です。

ロックダウン時を思い返せば、また外食できるようになったなんて、幸せなことなのに。

どうして思いやりをもって大人な対応をできないのかなぁ。不思議です。

 

そういえば私たちも、近年近所にできたばかりの Leaf & Ground という商業施設（園芸店・デリカテッセン・カフェ・木製遊具園・遊歩道あり）の

カフェでランチにしようと、最初は思ったんです。ところが念のためオンラインでテーブルを予約しようとしたら、すでに満杯でした。

 

田舎町には珍しいオシャレでハイカラな（←死語？）施設なので、半額なら絶好のチャンスだから行ってみたい！と思ったんですが、残念。

全額負担でも仕方ない、いつか一度は、ぜひ話の種に行ってみたいです