10月末で住み込み介護を辞め、転職したワタクシ。
ネットで見つけたこんな求人広告に興味を持ち、応募してみたわけです。
仕事はといえば、住み込み介護ヘルパーさんがまとまった休憩を取る2~6時間に、被介護者である顧客さんを見守りながら
必要な介助・介護をするというもの。
時間は午前10時から午後6時までの間ですが、きっちりそう決まっているわけではなく、
訪問する顧客さんが1件のみで4時間だけ、なんて日もあります。
でもそんな日は明るいうちに帰宅できるし、普段は行かないショッピング・センターに寄ったりもできるし、
不満はありません。
1日のうちに訪れる顧客さんは、1件か2件だけ。
あと『週末の』仕事と思っていましたが、人手不足気味なので平日にも働くよう頼まれることが多いです。
そのため平日にも1~2日、週合計では3~4日、働いています。
大抵の顧客さんは午前10時までには朝の清拭やシャワーや着替え、さらには朝食まで済ませているので、
住み込み介護ヘルパーさんが休憩に行っている間のカバーに入る私がすることといえば、
飲物をすすめたり、トイレ介助したり、必要があれば洗濯や掃除をしたり、ランチ時間になれば簡単に何か準備したり、
あとは顧客さんとおしゃべりしたり、一緒にテレビを観たり。
身体的にはラクな仕事なのに、時給は病院で働いていたときよりも良いなんて、
(ホントにいいんですか~?! )と訊きたい気分です。訊きませんが。
顧客さん訪問には自分の車を使いますが、ガソリン代も、なんと我家を出てから帰宅するまでの分が、支給されます。
1マイル(1.6km)につき50ペンス(78円)。
6年前に訪問介護をやってみたときは、たしか1マイルにつき40ペンス(63円)しか出なかったから、
それよりもいいですね。
それに訪問介護のときは、自宅から最初の顧客さん宅までと、最後の顧客さんから自宅に戻るまでの
ガソリン代は、出ませんでしたから。
これも往復で30マイル(48km)以上になるので、助かります。
あと訪問介護では顧客さん宅から次の顧客さん宅への移動時間は労働時間には含まれず無償でしたが、
今度の仕事ではちゃんと労働時間に含まれ有償なのもウレシイ
顧客さんの訪問時間も、訪問介護の際は最短は15分(!)・最長でもせいぜい1時間でしたが、
今度の仕事では最短が2時間・最長は6時間だったりして、これもウレシイ
高齢者を急がせては、事故に繋がりかねませんものね。
訪問介護は、やっぱり私には、向いていませんでした。
今度の仕事の、私にとっての唯一の短所といえば、
顧客さんのお宅が、私が住むダーズリーからはかなり離れていることです。
ダーズリーはグロスターシャーにありますが、雇用主のオフィスがブリストル郊外にあるため、
顧客さんたちも主にサウス・グロスターシャーにおられるのです。
でも私、オットーと知り合ったのがダーズリーの北にあるチェルトナムなので、
買物に出かけるのはもっぱら北にあるチェルトナムとかグロスターで、
南のブリストルやその周辺は全くと言っていいほど、
行ったことがなかったんです。
それでもって今の季節は、日が短いじゃないですか。
真暗になってから知らない土地を、目を皿のようにしてカーナビと道路を交互に見ながら
運転するのって、オバチャンにはきついことを実感しました。
上下左右にうねる、街灯もない細めの田舎道路を、車のライトだけを頼りに運転するのも怖いし、
退勤ラッシュの中、家が立ち並ぶごちゃごちゃした住宅街を運転するのも怖い。
最後に訪れた顧客さん宅から帰宅するのに、40分以上かかるのは嫌だな、と思いました。
そこでケア・コーディネーターのドーンに、私が訪れるのは主にM4高速道路の北側の
顧客さんだけにしてくれるようお願いしました。
★ が顧客さんのお宅です。
これで私が担当できる顧客さんの数は半減してしまいましたが、それでも今のところ
平均で週20時間くらい働けているので、満足しています。
住み込み介護を辞めて転職してみて、本当に良かったです!
住み込み介護の良い点は、職場で寝起きできることですね。
通勤がないのでラク。
でもその代わり、一度住み込みに入れば週単位で顧客さん宅から離れることはできません。
さすがの私も、里心がついたというか・・・
一日の終わりには自分のベッドで眠りたいと思うようになりました。
それにオットーも私も60代だから、いつどちらがどうなるともわかりません。
なので、ムスメも巣立って自立してくれた今は、
肩の力を抜いて、やりたい仕事をやれる範囲でやろう。
そう思った次第です。
もちろん私がこんな風にゆるく働けるのは、
大黒柱として頑張ってくれているオットーがいてくれるからこそですよね。
わぁ~、オットーに足を向けては寝られないわっ!