先月の日本滞在に関する記事、もう少し続きますのでお付き合い願います。
ムスメがひと足先にイギリスに戻って一人になったあとは、都内で3泊したあと、故郷近くのホテルに移動して、4泊しました。
24年間の長きにわたって未亡人だった母も一昨年とうとう亡くなり(参: 母らしい逝き方)、実家は兄が継いだので、寄りませんでした。
というか、日本に行くことすら兄には伝えていませんでしたしね。
昔から性格が合わず、とにかく苦手だった兄。
母の存命中は自分の感情は心の底に閉じ込めて、表面上は普通に付き合ってきましたが、
母亡き後は、その必要も無くなりましたから。
自分自身の老い先だってそれほど長くなくなった今、「無理」と思うことに時間や気力を使うことは、
やめるのが一番だと思うのです。
(私はこういう性格だから、日本では生き辛かったのかもしれませんね。 )
故郷近くのホテルに移動し、チェックインには早すぎたのでスーツケースを預かってもらい、その足で、
両親のお墓参りに行きました。6年ぶりになってしまいました。(参: 2018年・春の里帰り ②)
今回は雑草はほとんどなかったので、持参したゴム手袋をし、これまた持参した古いミニタオルで、お墓をきれいに洗い清めました。
一昨年、安倍元首相が銃撃される30分ほど前に亡くなった母。
ようやく父と一緒に休めることになり、安堵したのでは。
寄り添って穏やかに微笑む二人が、心に浮かびました。
都心に泊まっていたとき、久しぶりに訪れてみたのは高田馬場です。
というのも40年前の私は、当時流行っていた専門学校に通っていたのですが、その学校があったのが高田馬場だったんです。
もうずっと前に閉校しましたが、一橋スクール・オブ・ビズネスという2年制の学校でした。
ビジネスじゃなくて、ビズネスですよ、校長先生のこだわりで、そういう学校名だったんです。
駅前のビックボックスは40年後の今もありましたが、学校の所在地は記憶があやふやで、たぶんここだったかな・・・?と思うビルを、
写真に撮りました。もっとも、その後ビル自体が取り壊され再建された可能性もありますけどね。
駅近くまで戻ったら、「しまむら」が2階に入っているビルがあって、1階はスーパーになっていました。
グーグルマップで調べても、なぜかこのスーパー名は出てこないんですが、
時間があったので冷やかしに入ってみたら、美味しそうなお弁当がお手頃価格で並んでいて、感動。
イギリスではスーパーで買える食事というと、パサついてあまり美味しくないサンドイッチとか、レンチンするレディー・ミールとか、
日本製でない限り味は期待できないカップヌードルとか、インスタントパスタくらいなので、羨ましい・・・
オットーにも見せようと、いくつか写真を撮らせてもらいました。
イギリスでは、パサついたサンドイッチでさえ、これらのお値段では買えないものが多いですから!
日本の食文化って世界一だと、つくづく実感します。
ビバ日本!