北鎌倉から亀ヶ谷の切り通しを抜けるのは、気に入りのコースのひとつです。
途中の斜面には、春から秋にかけて野の草花が咲く、貴重な場所です。
切り通しを抜けたある場所に咲く水仙の花に、変異をしているのではないかと思われる株がたくさんあり、まず頭に浮かんだのが“葉化病”というウィルスによる感染症のことでした。
自宅に帰って調べてみたのですが、よくわかりませんでした。
本来、白い花弁と黄色の蘂が綺麗な花が咲くべきところが、淡い黄緑色のかたまりがぎっしり。
蘂も見当たらず、、、どうしてこのようになっているのでしょうか??
変異をしたような株の傍には普通の花も咲いていますが、斜面全体の約半分程度しかありませんでした。
( 2012年1月2日 鎌倉・扇ガ谷 )
そうなんです。ロウバイも水仙もどこで咲いていても同じ花…ですが、
それぞれの寺社で咲く花たちには、その時々の思いと重なり
つい「○○寺の・・・」となってしまいます。
でも、きっとこれからも同じ花を同じように撮り続けることになると思います。
水仙の変異の件、葉化病ではないということであれば安心です。
やはり“困ったときは林の子さん!”ですね(笑)
鎌倉でもちらほらアジサイの葉化病の話しが聞かれていましたので、
心配をしてしまいました。
今日、フラワーセンターに画像を添付してメールで問い合わせをしてしまいましたが、
どのような返事をいただけるか、、、待ちたいとおもいます。
そろそろロウバイとスイセン…ふっと気になって立ち寄ってみました。
どこにいてもロウバイはロウバイ、スイセンはスイセン…と思いながらも、懐かしい鎌倉のそれはやはり格別です。
その場に、長い時間立っていないのですが、いつだったかそこで見たような錯覚をしてしまいます。
女房殿はいまだに、江ノ電が画面に出て来るだけで歓声上げてます。
植物の細胞内に寄生する細菌の一種である「ファイトプラズマ」が原因でおこる病害はご存知の通りです。
アジサイの場合、栄養繁殖での広がりは何例も報告があるそうですが、葉化病に感染したアジサイが接触することでの広がりはないようですし
他の植物への「伝染」も報告されていないようです。
このスイセンの場合は、
もともと花びらは葉が変化したものなので栄養過多(特に窒素過多)になる事によって、花びらが葉化するのが原因ではないか?とされているようです。
野生状態では、副花冠やシベが弁化したものも多いですから、ウイルスに因るものとは違って、伝染性はないにしても奇異ですね。