浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

COVID-19軽視の東京都教育委員会

2020-07-20 11:24:31 | 政治
 石原慎太郎都政以降、東京都の学校には、日の丸・君が代が強制され、卒業式や入学式の時、参列する教員が声をだして歌っているかどうかをチェックする野蛮なことが行われるようになった。もし歌わなかったりした場合は、処分がなされるようになった。まさに独裁国家並の手法である。

 東京都教育委員会の人々は、よくもまあかくも野蛮なことができるものだと驚いたが、それは今も続けられている。

 さて静岡県初めての COVID-19の集団感染は、カラオケ店であった。 COVID-19に感染している人は、話したり歌ったりするとき、ウィルスが付着した飛沫をはき出し、それがほかの人を感染させることが早くから指摘されていた(さらに微少なエアロゾル感染も指摘されるが、それは最近のことであった)。

 当然入学式や卒業式でも、三密を避け、換気をし、短時間で切り上げることが求められた。おそらく式辞や関係者の挨拶も減らされ、また校歌斉唱なども省略されたのだが、しかし都教委はなんと「君が代」だけは歌わせたというのだ。

 「大日本帝国」に郷愁を持った都教委は、おのれの信条を強制することのほうを、子どもたちの健康や安全を守ることよりも優先したのであった。教育者のすべきことではないと言いたいが、東京都教育委員会はそうしたことを石原都政以降ずっと行ってきた。
 
 飛沫懸念で校歌やめても「君が代」は斉唱 卒業式に都教委が指示
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