今日の午前一時過ぎだったか、iPhoneが大きな音を立てて、緊急速報を何度も流した。それでわたしは起きてしまい、3時過ぎまで眠れないままとなった。
たしかにその頃、戸外では強い雨が降っていた。ウエザーニュースの雨雲レーダーをチェックしたら、わたしの住む地域は、真っ赤っかであった。天竜川の支流である安間川が氾濫危険水位に達している、避難せよ、というものであった。安間川だけではなく、芳川、馬込川という住居地と離れている河川についても、緊急速報が入り、これでは安眠が妨げられることから、緊急速報は受信しないようにした。
今まで、わたしが住むところの安間川が氾濫したことはない。天竜川の堤防いっぱいに濁流が流れているとき(今までに4回くらいあった。その度にわたしは天竜川を見に行っている。)でも、一度として安間川が氾濫したり堤防が決壊したことはないので、避難勧告が出ても逃げるつもりはない。
最近は、雨ばかりである。一ヶ月以上「日照り」が続いていたときには、近くの用水から水を汲み、キュウリや茄子その他に水を遣っていた。水を汲むのは一回だけではない。何度も用水と畑を往復する。すると、背中の筋肉が痛くなる。それでも、野菜が水を求めていると思い、せっせと水遣りをしていた。
しかし最近は、雨が降りすぎる。今日、合羽を着て畑にキュウリなどを収穫に行ったが、畝と畝との間には水がたまり、畑は雨水に覆われていた。しばらく前迄は、雨水をためておく大きな容器には水が一滴もない状態であったのに、今は満杯である。農業に適すように、都合よく雨は降ってくれないものかと思う。
隣家は米作農家であるが、今年の米は不作だという。暑すぎたのだ。昨年も暑すぎた。農業をやっていると、気候変動を肌で感じる。
わたしが子どもの頃は、良い気候だった。夏でも30度を越すことはあまりなかった。今では35度超えは当たり前になった。日向では40度である。生きにくい時代となった。