goo blog サービス終了のお知らせ 

浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

杞憂だといいが・・・

2017-03-16 23:40:27 | その他
 今東京でテレビ番組などを制作している友人から電話があった。話の内容は、例の森友学園問題である。そこで出たのは、籠池理事長は大丈夫だろうか、というものであった。どういうことかというと、政治に関して大きな問題が公にされると、そのなかでキーマンというのが、不思議な死に方をすることがあり、理事長はその点警戒しているのだろうか、という内容であった。

 23日に国会で証人喚問となるが、それまで警戒した方がよいという意見であった。私もそれに賛同した。いずこの国でも、国家権力の担い手は、その権力を脅かす存在に対しては、何らかの暴力的な対処をする。北朝鮮のように。

 今の日本は、北朝鮮に似てきているから、そういうことが起きる可能性があるというのが、一致した意見であった。杞憂であれば良いが・・

21世紀の問題

2017-03-16 21:34:31 | その他
 最近亜紀書房から『失われた宗教を生きる人々 中東の秘教を求めて』という本が刊行された。少しずつ読み始めてるのだが、なかなか進まない。他の本と並行して読んでいるからだが、読んでいると考えさせられるからでもある。

中東は、ユダヤ教、キリスト教、イスラムという世界的な宗教が誕生したところでもある。それらの宗教が対立を繰り返し、今も尚、それは続いている。いやISやそれぞれの原理主義がはびこるようになって、対立はより激しくなっているというのが、21世紀である。

 そのなかで、私たちの想像をこえる時間、みずからの宗教を護り続けてきた「秘教」が中東地域に散在している。ところが今、この21世紀になって、対立抗争がひろがる中、それらの「秘教」が消えようとしているというのだ。

 今までも様々な歴史があり、そのなかで「秘教」が危機的な状況に際会したこともあっただろう。しかしそれでもそれらは存続してきた。

 だが21世紀、「秘教」は消されつつあるというのだ。

 とするならば、21世紀とはいかなる時代と捉えれば良いのか。みずからの教義を伝えてきた少数者が、今までの歴史になかった事態を迎えている。そういう事態を、21世紀がつくりだしている。

 この本を読み始めて、私はそういうことを考えはじめている。