ぐうたら主婦 きっとの暮らしと遊び

ヘタレな主婦の山歩きとぐうたらな生活の中で思ったことなどを書き連ねてみました。

出産狂想曲

2018-02-02 09:15:43 | こども
孫が生まれた。


31日に牛子が入院したので、夕方仕事終わりに病院へ行き
「子宮口が9,5センチ開いてるからもうすぐですね」
と言われ、それから4時間、「そろそろ生む時間ですからお父さんは用意して下さい。」

とやっとこさうまれるかとウキウキしながら待てど暮らせど。

隣からは牛子の悲鳴しか聞こえず、パパも呼ばれず。
11時になってもまだ生まれないので、先生が「もう救急車で運びます。」
ということで、急遽救急車で市民病院へ運ばれる事になった。

婿さんが救急車に乗るよう指示されていたので、私が荷物を車に積み込んで
後を追った。
病院にはかかりつけの先生と看護師さんも来てくれて引き継ぎをしてくれていた。
病院の救急に着いて婿さんと会い、
「どうなってるのかねえ」話して待つ事20分ほどで処置室に入れてもらい、
医者の説明を聞かせて貰った。
結果、「赤ちゃんの吸引分娩を試みているので頭が伸びています。」

え。ええぇ~??

思わず寿老人の頭を想像してしまった。
婿さんと重わ↓顔を見合わせて「おんなのこだよねー?」
と言ってしまった。

先生は「頭の形はそのままということではないですから心配いりません」
と言ってくれたけども、問題はそこではなく
「長時間酸素を供給されない状態だったので、貧血とか脳の障害が残る恐れがあります。」


え、えええぇ〜?

「それから、お母さんも赤ちゃんも子宮も疲れ切っているので お母さんの子宮がこのまま元に戻る力が無くて戻らなかったら子宮摘出ということもあります。」


え、えええぇ〜?

「12時半ごろから手術を始めます。40分ぐらいしたら赤ちゃんが出ますので、集中治療室へ行くなら手術室の前で、異常が無いように見えたら新生児室へ連れて行きますので、また呼びます。」

と言われてデイルームで待っていた。
その間に、もうひと組「赤ちゃんが降りてこない」ので手術待ちらしい方がいたが、その方達は
「今12時半ごろから手術がひと組ありますので、そこから早くても2時間後になります。」
と言われて愕然としていた。
我々が着いた時も一件手術中だった。
当直の担当医が一人で全部やっていたので、先生一晩中手術なんだなー、大変だなあ。
とか思いながらやきもきして夜中の2時ごろようやく呼ばれた。
「こんなに時間がかかるなんて、なんかあったらに違いない!」
と話していた時だった。
婿さんは
「オレはたくさん子供欲しいで帝王切開はダメだよ。」
って言ったばっかりに牛子に無理をさせてしまった!
と頭を抱えていた。牛子が救急車の中で「切ってもいい?」と聞いたらしい。

そこへようやっとお呼びがあって
「今から手術室から赤ちゃんが出て手中治療室に入るので、その途中でちょっと見てやってください。」
と言われて手術室の前で待っていた。


やっとやっと会えた‼️

でもすぐに集中治療室だ。口は動いていたのに声が出せない、出ていない。

そんなことを気にしながらまたデイルームへ戻って牛子が出て来たのが3時ごろだったか。

簡単な先生の説明を聞いてから婿さんをかかりつけ病院の駐車場まで送って(車が置いてある)
家に着いたら午前4時になっていた。
朝7時からは小児科の先生の説明があるというので20分ほど仮眠してパジャマなどの入院用意をして
(本来の産科では入院着があったのでパジャマは要らなかったので持って行ってなかった)
シャワーを使ったり歯を磨いたりして6時半に婿さんを迎えに行き
病院へ向かった。

集中治療室再び孫と再会し、泣きそうになった。

相方が「ちいっちゃいなあ」
と呟くと先生が
「全然小さくないですよ、周りの赤ちゃん見てください。みんなほんとに小さいんですよ。」
と説明していた。
そりゃそうだ、うちの孫は3600グラムもあるのに保育器に入っているのだ。

とりあえず、表面的には大丈夫らしいが脳に障害が残るかどうかはまだわからないらしい。
心配のタネは尽きず、再び相方と婿さんを送ってかえり、少し休んでまた病院へ。
今度は牛子の様子を見に行き、暗くなるまで居た。
麻酔が切れていたのでやっと喋れるようになり、とりあえずよかった。
しかし子宮摘出の懸念はある。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿