Oさん去る

今朝、麦茶などを作ってポットに詰め少し早めに現場へ降りて行くと
Oさんがパソコンを立ち上げていた。

結構時間がかかってるなぁとか思いながら、昨日帰りにショクチョーのところに呼ばれた事を思い出し
聞いて見た。


「きのうのショクチョーの話は何だったの？」
と聞くと

「呼ばれたんじゃなくて、自分から “ 辞めます ”って言いに行ったんです。」
と言う。

(・・?)

「じゃあやめるの？」

「はい、今日で辞めるんです。」

「ふうん、それは残念だね。何とか早く仕事を覚えて欲しかったんだけどね。、昨日一生懸命話した
事もムダだったんだね。ふうん。」

「あたしも限界でして。」

「ふうん。それじゃあ無理だね。限界になる前に誰かに相談すればよかったね。」

「はあ、どうも・・・。」

「まあ残念だったね。」

で、朝のミーティングでショクチョーから話があり、きょうで終わりという事だった。

まあ、わからない事をさせる事もあるまい、という事できょうはお客さんみたいに楽な事だけ
やっていた。にもかかわらず、親分とゆっきーは少々イラついていた。
やっぱり最後までちゃんとできてなかったんだね。

てーやんが仕事が一段落した時に「麦茶飲みに行こ」と珍しい事を言うので一緒に行ったら
そこへショクチョーも来て、「一杯おくれ」
と言う。
そこでお茶を飲みながら喋っていたらOさんの話になったので
「辞めるなんて知らんもんで、昨日一生懸命どうやったらできるようになるか云々カンヌン・・・」
と話したら、まあ仕方がない 試用期間だし問題ない、と言う事だった。

そりゃあずーっと辞める事ばっか考えとったら何にも頭に入らんよねえ。

明日は我が身、しっかり仕事しませんと。

Oさん

案の定、休み明けはすっかり仕事を忘れてしまっているOさん。

きょうもまた先週ナントカできた事が出来なくなってしまっていた。
朝から親分もゆっきーもイライラモード。
周りも変な雰囲気。

見かねてOさんに単刀直入に聞いて見た。

「何で忘れちゃうのかな？どうしてなのかね？その原因がわからないと
こちらも対処のしようがないんだけど。忘れる理由がわかれば対策も考えられると思うんだけど。」
と言うと、

「忘れてません！」

((((；ﾟДﾟ)))))))

「じゃあどうして出来ないのかね、この状態で仕事ができてるとおもう？」
と言えば
黙ってしまう。

表情ひとつ変えないが、逆ギレすると人が説明していても無視する。


パソコン入力画面に間違いがあったのをゆっきーが指摘したら
「私、ちゃんとやりました！」

((((；ﾟДﾟ)))))))

やってないからこうなってんだろー？
とゆっきーに言われていたが、本人は何も気にしていない。
「私がやったんですか？」
((((；ﾟДﾟ)))))))

ゆっきーは蕁麻疹が出てしまって大変そうだった。

あくまでも自分は正しい、と言うことは主張するんだけど、
その考え方、この現場では最も直してほしいところ。
ふたり作業なのでお互いに責任のなすりつけ合いをするような事は
今まで決してして来なかったし、そうするように教育され、してきたから。
仕事が多少遅くても慣れればそれなりになっていくだろうから心配はしてなかったが
何しろ指示を守らず、自分の非を決して認めない。
確認もせずにやりましたとか言う。

それ、致命的なんですよ。
と言っても
「はぁ？私ちゃんとやってますけどー。」
的な態度を取るから、一緒に仕事をする人がみんなイラつく。

きょう、帰りにショクチョーに呼ばれていたので
「契約更新しません」(そう言われちゃったらおしまいだから、今のうちにちゃんとやろうね、と言ったばかりだったのでちょっと心配)
て言われたかも。水曜日は契約更新の面談があるので。


通常50歳を過ぎた人を採用する事はないのに、なにをトチ狂ったのか
51歳を採用し(それでもできればナントカなるかもとみんなで考えていたのに)

認知症か？アルツハイマーじゃないか？

と思われるような言動、行動が目立っては庇いようがないです。
仕事全般を覚えて意見を言えるようになるまでにほぼ5年(全ての仕事を経験)
それから適切な判断が迷いなくできるようになるまでにさらに5年、10年かかる。
しかもしょっちゅう仕様変更や書式変更やら新製品の決め事が増えるので
メモしているノートはすごい厚さになっていく。

作業標準書は細かい決め事など一切書いてないので、ほぼ放置。(あれは管理職向け)

そして、たまーに来る職人的な仕事は、本当に経験を積まないと何年たってもできない。
私が入社した頃は毎日毎日やっていたので1年ぐらいでナントカできるようになったけれど、
今は滅多に経験させてやれないのでそれも機会があれば真剣にやってほしい事。

Oさんを反面教師にして頑張ろう、気をつけようっと。