ガタン! 突然電車が止まりました。
今日は今年初の出張で、京都から奈良に向かう途中のことです。
『磯輪日記』の常連コメンテーターであるKEVINさんが推薦してくれた『ゴール
デンスランバー』を夢中で読んでいたので、気が付かなかったというのが
本当なんですが・・・
間髪を入れず、
「只今前方の信号が赤に変わったため、列車を急停止させました。
まことにご迷惑をお掛け致しますが、状況が分かり次第お知らせ致し
ますので、今しばらくお待ち下さい」
との車内アナウンスが流れました。
そうか~と、何となく納得して、また本に戻ります。
ほどなく再びアナウンスが。
「現在原因を調査中ですが、いまだ特定できておりません。
分かり次第お知らせしますので、お急ぎのところ申し訳ありませんが、
もうしばらくお待ち下さい」
そうなんだ。仕方がないな・・・と思った瞬間、列車が止まったことに対して
怒りもせずに納得している自分に驚きました。
で、なぜだろうと考えてみると、原因、状況が分からないなりに、逐次報告が
あることが人に安心感を与えるんですね。列車が突然止まった瞬間から状況は
何も変化しておらず、時間だけが経過しているにも関わらず、
「原因は今のところ不明だが、一生懸命調査していて、分かり次第報告
する」
という説明がタイムリーにあることがいかに人を安心させるか。
そして間もなく、
「問題ないことが判明しましたので、間もなく出発致します。
ご迷惑をお掛けしました」
さらに動き出すと、
「大変お待たせ致しました。列車は6分遅れで運行を再開致しました。
まことにご迷惑をお掛け致しました」
実に安心感を与えて、不満を募らせないアナウンス。見事です。
「6分遅れ」だった運行再開も、奈良駅到着時には「3分」遅れまで挽回して
くれたので、その後のお客様とのアポも大きな問題にならず、無事こなせ
ました。
終点の奈良駅で下車した時、この見事なアナウンスをした車掌さんって一体
どんな感じの人かと興味が湧いて、最後尾の車掌車に回ってみたら、その
車掌さんすでに列車から降りて、交代するところでした。
後姿しか撮影できなかったし、しっかり顔を見ることもできなかったけど、
若い感じの車掌さんでした。
「適宜適切なアナウンスでとてもすばらしかったですよ」
と声を掛けようと大急ぎで追いかけたんですが、途中で見失ってしまいました。
とっても残念でした。
1月6日(火)京都発9:09のJR奈良線みやこ路快速に乗車した車掌さん、
本当にすばらしかったですよ。これからも勤務頑張って下さいね。
ありがとう。
状況が分かるっていいですよね。
頼んでから作り始めるカツどんやさんも 確かに時間がかかるのは認めるのですが・・・
途中で状況を教えてくれるといいのになぁ・・・っていつも思うんです。
当社で勧めている機械の進捗表 時折お客様にご連絡するのですが 安心していていいのか、問題があるのか、さらにはその問題にどれくらいかかりそうなのか分かっていただいて好評ですよ。
機械はカツどんとは違うんですがね。
どういう時に、どうやって、お客様にご連絡するん
ですか? またメールででも教えて下さい。