もう満室！

ツノ坊が、

　「今日、Ｎさん（ひとみの同級生のお母さん）から
　　　『子供の大学受験のホテルを予約した』
　　ってメールが来た」　

って言い出したら、ひとみも、

　「そうそう、私の友だちも
　　　『早く取らないと取れなくなる』
　　って言ってた」

そんなこと言ったって、まだ来年のことだぞとは思ったけど、早めに取って
おくことにしくはないと、早速ネットでホテルを探し始めた。　

ただその前に来年のいつのことだ。我々はもちろん、受検するひとみ本人も
知らないのです！　　そこでまず試験日を探すことからスタート。

その結果、前期日程の試験日は、２月２５,２６日であることが判明。

我が家では私の方針で、子供は大学からは必ず家を出ると決めています。
私が勝手に決めました。

というのは、私自身、上げ膳、据え膳で、何の不自由もなく高校まで自宅で
生活してきて、大学で下宿して初めて親のありがたみを感じました。一人で
生活することの大変さを知りました。世間というものを勉強できました。

だから子供も同じような経験をさせることが、どうしても重要だと前々から
思っているのです。

となると、当然試験前日もホテルで宿泊しなきゃならないわけで、来年の
２月２４,２５日の二泊の予約が必要です。

サクサクとネットで検索して、さあ予約と思ったら・・・

驚いたことに、すでに「満室」！　

　　　　　　

ちょっと慌てて、「じゃあ次のホテルを」　ところが満室。　
かなり慌てて、「じゃあもうひとつ次」　ところがこれも満室。　

このあたりで相当焦ってきました。

　「一体どうなっての？」

結局４ヶ月前の今の時点でも、私なんか泊まったことのないような高級な
ホテルしか空いていないんですね。

とりあえずどこかを押さえておかなきゃならないので、その高級なホテルを
予約しました。また時間を見つけて、考えよう。
とにかく、ヤレヤレでした。

そこでひとみが、

　「塾もアレコレ言うくせに、受験用のホテルの予約のことなんかひと言も
　　教えてくれない！　そういうことだって早めに教えてくれてもいいじゃ
　　ない！」　

そうだ、そうだ、その通り。　

そしてツノ坊は、

　「こんな高いホテルに泊まるのに、受検じゃつまんないね。
　　どうせなら、もっと楽しいときに泊まりたいね」

そうだ、そうだ、その通り。　

さらにひとみが、

　「こんなんじゃ、私立の受検にもホテル予約しないといけないね」

でも、まだ私立は受験校も決めてない我が家はどうしたらいいんでしょうか？
実にいい加減な我が家の受験体制です。