わが母校、名古屋大学教育学部付属中・高等学校は、2015年からスーパーグローバル
ハイスクールに指定されていて、なぜか私に その運営指導委員の依頼があり、4年間
お引き受けしました。
その制度が終了し、今度はWWLコンソーシアム研究開発事業に立候補し、それが
採択され、その運営指導委員のお声が再び掛かりました。
WWLコンソーシアム研究開発事業とは何かは、私も正直よく分かっていないので、
万一興味があればこちらを見てください。
WWLとは | WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
将来、イノベーティブなグローバル人材を育成するため、高校生へより高度な学びを提供する仕組みを構築するとともに、高等学校のアドバンスト・ラーニ...
名大附の育てたい4つの力とは:
①科学的に思考・吟味し、活用する力
②探求し続ける力
③多様な価値観を持つ他者と協同する力
④新たな価値観を生み出す力
どうです、すばらしいですよね。
そのままISOWAの育てたい4つの力としたいくらいです。
そしてこの事業のポイントは、
文理を越えた科学的思考力を育成する
こととし、具体的には、
データサイエンスとアカデミックライティング
をコアカリキュラムと設定しました。
昨日、初の委員会がありました。
委員の顔ぶれは、ほとんどが教育学の研究者、学者さんです。
それ以外に私も含めて同校のOBが3名混じっていました。
ひとりは京大のiPS細胞研究所の中堅の主任研究員。
もうひとりは私より1年先輩の中部電力の会長。
そういう人に交じって私が貢献できることがあるのかと気にはしつつも、そういう方々の
意見や考えを聞いてみたいという個人的な好奇心が勝り、ご一緒しています。
今回は、データサイエンスの授業の様子を見せてもらいました。
『共分散』がテーマでしたが、正直、私『共分散』って言葉知りませんでした
でも授業を通じて理解しました。
それを受け、これを求めるため与えられたデータをエクセルでいかに簡単に集計するか
という実習が続きました。
授業を見終わってから我々一人ひとりに感想が求められました。
それぞれの委員の意見、やっぱり面白かったです。
私は:
エクセルでデータを操作し、集計することはデータサイエンスの基礎としては
重要だけど、集計したデータから何を読み取るのかが最も重要です。
エクセル習得が主眼にならないようにしたいですね。
という感想を伝えました。
これって、
経営に必要な能力と、経営者に必要な能力は違う
ってことと同じなんですよね。
それはそれとして、授業はとても楽しそうで、今、こういう学校で勉強できることが
羨ましかったです。
藤井聡太くんもこういう教育の中で、考える力を磨いていったんでしょうね。
数字的解釈でなく、その意味をどう捉えて解釈するかも非常に重要という英之さんの考え方、至極共感させていただきました。
①科学的に思考・吟味し、活用する力
②探求し続ける力
③多様な価値観を持つ他者と協同する力
④新たな価値観を生み出す力
の4つのチカラが示すもの、
まさに人間力ですね。
私も会社内だけでなく、
視野、感覚をひろくもつことがさらに重要だと再認識させていただきました。
ありがとうございます。
WWLについても拝見させていただきます。
4つの力、ISOWAでも育てましょう!