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先月末にわが社の見学にいらっしゃった日本特殊陶業さん。
今度はぜひ我々が勉強させて頂こうと、同社の小牧工場の見学に出掛けました。
同社は森村グループの一員で、本家のノリタケカンパニーリミテドを核に、
ここからTOTO、日本ガイシ、INAX(現在 LIXIL)などが分離独立し、その中の
日本ガイシのスパーク・プラグ部門が独立したのが日本特殊陶業さんです。
孫会社の位置付けですが、売上が3,500億円という堂々たる会社です。
7月にISOWAに来社した、K副社長とK常務がみずからお出迎えして
下さったばかりか、会社紹介、工場見学もずっと同行して下さいました。
本当にありがたいことであり、同社の社風を感じずにはいられません。
会社概要の説明を受けました。
同社のブランドは、『NGK/NTK』。何だか早口言葉の様ですね。
日本人ガイシさんから分離独立し、日本ガイシ時代のブランド NGKを引き継いだ訳
ですが、今では日本ガイシさんとも一部の競合している。それなのにNGKブランドは
今持ってスパークプラグ市場ではとても強力なので、これを使い続けています。
ただそれだけじゃ。。。ということで日本特殊陶業独自のブランド NTKと繋げて
いるそうです。ちょっと複雑な想いでしょうね。
次いで工場見学。
まずは自動車用センサ工場、そしてプラグ工場。
同じセラミックをベースにして、同じ自動車業界が市場というのに、
組織風土が違う
そうです。風土って不思議なモノですね。
プラグからセンサーへ多角化したその成功要因も、私が想像していたものとはまったく
違っていて、自社の多角化を考えるにあたって、勉強になりました。
我々のような、言ってみれば ローグ ネーション の見学に、副社長、常務のお二人が
わざわざお付き合い下さるということだけでも、同社の風土を強く感じるました。
YouTubuには同社の社歌に準じるものを、社長さんを初め、大勢の社員さん参画で歌う
様子がアップされているものも見せて頂きました。ナイスでした。
K副社長、K常務、そして熱心に工場をご案内して下さったみなさん、本当にありがとう
ございました。
自動車用センサー、スパーク・プラグを製造するライン 、どちらも無駄な工程は一つも無く
以前は、人が行っていただろう細かい作業も自動化し大量にしかも後工程に不良品を流さない
仕組み圧巻の光景でした
部品の大きさは違えども「モノづくり」に共通する品質や製品へのこだわりを改めて
感じた工場見学でした
ほぼ自動化された工程もさることながら、全てが規律のある中で
動いている姿は「さすが」の一言です。
たくさんの人員・機械を用いて仕事をすることは、こういうことなんだと
理解しました。
見学で学ばせていただいた"管理"の仕方を参考にさせていただきつつ、
ISOWAに置き換えるとどんな"管理"がいいんだろう?
という疑問を考えていきたいと思います。
ありがとうございました。
考えるだけでなく、ひとつでも自社に活かせることを
真似て、実現して下さい。
それがなければ、見学させて頂いた恩返しにならないからね。