新しいスタイルの朝礼と、そこで感じたこと

 

今まで全社朝礼で使っていた場所を、明日紹介する別の用途で活用することになった

ので、朝礼会場を探しました。

 

当初は、東館を考えていましたが、その後、あれこれ考えて、執務スペース内で

開くことにチャレンジしてみました。

 

オフィスの中央のエリアで、このエリアに自席のある人はそのまま自席で、それ以外の

人は、どこからか自分で椅子を調達するか、フロアーに直に座ってもらうかして、

朝礼に参加してもらうという方法です。

 

どんな雰囲気になるか、うまくみんな聞いてもらえるだろうか、心配事がありましたが、

今朝、みんなが集まった様子を見て、

 

 

 

　「結構、イイ感じジャン」

 

一方向を向いて、しゃべるのでなく、自分が必要に応じて、３６０度、体の向き、目線を

移動させ、語り掛ける。　いや、いや、むしろ、以前よりこっちのスタイルの方がずっと

ナイスです。

 

みんなに包まれてしゃべっているような、心地よさを感じました。

 

 

 

今日は、技能検定合格者の発表と、賞状並びに、バッジを本人に伝達しました。

私の右隣から、機械加工の特級合格のＹくん、油圧調整作業２級のＨくん、そして

最後にＮＣ旋盤１級合格のＭくんの３名からもひと言挨拶してもらいました。

 

それ以外にも、各本部長からも新体制の意図の紹介もありました。

 

 

そんな中、毎月、感じることがあります。今日も感じました。

それは、みんな本当にまじめに話を聞いてくれること。正確に言うと、お行儀が

良すぎるんだよね。

 

今日は、私を含めて、１０人以上のＩＳＯＷＡビトが話をしました。

中には面白いことを話した人もいたけど、笑い声があまり聞こえない。

面白い話があって、私は小さく笑ったけど、その時、私の周りで他に笑ったのは

Ｆさんだけでした。　実は、このＦさんは、いつも笑ってくれる人なんです。

でも笑う人って、すごく少ない。

 

多くの人の間で、「朝礼という場では、笑っちゃいけない」という暗黙の了解が

できちゃっているのでしょうか。　面白い時には、笑いましょうよ。

 

 

これと同根の現象だと思いますが、話している人に対して、うなづく人も少ないかな。

一対一の対話ではないから、あいづちを打つことはできないけど、うなづくことは

できます。

 

話し手に「私は聞いてますよ」というエールを送り、話しやすい雰囲気を聞き手が

つくりだしてあげる。うなづきって、これにとても貢献できます。

 

ミーティングでは、笑い、うなづき、さらには相槌なども、自然に出るのに、

全社朝礼となると、人数が一挙に増えるので、畏まっちゃうのでしょうか。

 

 

「話は黙って、しっかり耳を傾ける」に加えて、『楽しくにぎやかに聞く』っていう

姿勢も、

 

　　全体の雰囲気を『明るくする』。それでもって話し手に『協力する』。

　　そのために自分がやれることは『オレがやる』。

 

『世界一社風のいい会社をつくろう』というＩＳＯＷＡの理念にバッチリ沿った行動

です。

 

大勢の前で話をする場面が、ＩＳＯＷＡでは普通の会社に比べると多いと思う。

でも、こういう場面では、普通、とてもはとても緊張するんです。　頑張って話す

仲間のことを思って、彼、彼女に分かるように、応援しよう。　そして、

 

　「みんながちゃんと聞いてくれた。伝わった」

 

と話した仲間に感じてもらおう。　これって、誰でもできる『育てる』だよね。