「あんた、よう変えたね！」

私がＩＳＯＷＡ入社以来２０年以上お世話になっているお客様の社長に
新年のご挨拶に伺うと、開口一番、

　　「社長、あんた、よう変えたね！」

と言われました。

　　「数年前、私は

　　　　『このままじゃＩＳＯＷＡはダメになる』

　　　と本気で思ったし、私が永年お世話になったあんたのお父さんにも
　　　その通り話したことがある。

　　　その頃、ＩＳＯＷＡの技術者にいろいろ話をしたけど、まったく
　　　モノを言わなんだし、動きもしなかった。

　　　でも今は違うね。自分の意見をしっかり言うし、すぐ動く。
　　　本当にいい機械を作ってくれた」

こんなことを突然言われたので、本当に驚きました。いつも、「もっとこう
せにゃいかん」とか「なぜこういうことができない」などとご指導頂いて
いるのに・・・

　　「そんなこと言われると恐縮です。
　　　ただ今のメンバーは、

　　　　『これはオレが作った機械だ』

　　　という "マイ・マシン" という自負を持っています。
　　　だからお客様に言われたとか、私に言われたから、やるというのでは
　　　なく、自分の作ったマシンだからオレが完成度を高めるんだという
　　　気概を持っています」

と、仕事始めで社員に話したことと同じことをこの社長さんにもお話しました。

　　「立派やな～　普通、サラリーマンだったらそうはならん。
　　　言われたら、やる。　言われても、満足にできん。
　　　こういうのが普通だがな。
　　
　　　本当に、よくここまで変えたな、あんた」


本当にうれしかった。

私は、「あんた、よう変えたね！」というこの社長さんの言葉を、

　　「みんな、よう変わってくれたね」

と言い換えて、全社員に贈ります。　本当にありがとう。


そして、こうやって言って下さる、そして我々を育てて下さるこういうお客様の
ために、もっと、もっと自分たちを磨いて、成長していこう！