遠洋航海実習のお話の続きです。
実習船やいづは南方漁場に到着。
カツオが見つかり次第、一本釣りです。
当直ではない生徒はカツオを探します。
まだ、船酔いから回復していない生徒はこんな状況。
なかなかカツオが見つからず、気分的にへばっているようで、ドリンク剤を飲む生徒も。
いや、まだ若いでしょ?ドリンク剤は早いよ!
実習船なので、海洋観測も行います。
餌である活イワシの管理や、当直もこなします。
そして、いよいよカツオの群れと遭遇です。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
入学試験の願書受付中。
〆切は1月11日(消印有効)です。
園長のつぶやき
踏み出す勇気のない人は、いろんな言い訳をします。
今話題の「高学歴ニート」。
ニートと言うのは34才以下で、学校に行かず、仕事もしていない人のことです。
高学歴だから条件の良い仕事に就けるはずなのに...ニートなんですよ。
この「高学歴ニート」と対局、あるいは正反対なのが学園生です。
学園生は中卒、高卒、大卒などに関係なく一年間学び、漁師になります。
卒業後は全員が漁師になります。
入学者は、何歳とであろうと漁師になることを決意しています。
一番、高学歴ニートと違う点は、早い段階で特定の仕事に就く決断をしたことです。
「高学歴」と言えばかっこよいですが、見方を変えれば仕事を決められなかっただけとも言えます。
高学歴でなくても、ニートの人は、なぜニートなのか持論を展開する人がいます。
でも、これは本当の理由ではなく自分を正当化するための屁理屈(へりくつ)です。
学園の場合だと、
学園の入学試験に合格しても、入学を辞退する人。
あるいは、せっかく入学しても自分の理由で退学する人。
が残念ながらいます。
そして理由を言うのですが...同じです。
自分を正当化するための屁理屈です。
仕事に就くのか怖くて、一歩を踏み出せないんです。
もしかしたら、自分が仕事から逃げていることを分かってないのかもしれません。
そして高学歴は必ずしも仕事をするうえで有利ではありません。
年齢が増せば、覚える力も適応力も低下します。
仕事に順応に、一人前になるには早く仕事を始める方が有利です。
漁師の場合だと、学園の入学資格である30歳を超えると求人がぐっと少なくなります。
仕事との出会いは運命的な部分もあります。
学園の生徒は、早くに自分がやりたい仕事に出会えた幸せな人たちです。
そして、やりたい仕事に就くためには、現状から踏み出す小さな勇気が必要です。