静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

乗船実習の裏?話3

2019年01月04日 12時59分58秒 | 実習

みなさん、あけましておめでとうございます。
学園の三学期スタートは7日ですが、職員は出勤して授業の準備をしています。

ブログは年末の続きです。
鹿児島上陸を楽しんだ生徒たち。
鹿児島港を出て、餌になる活イワシの積み込みです。
バケツリレーで素速くイワシを船に移します。


そして、いよいよ漁場に向けて出発!
・・・と思ったら悪天候で足止めです。
鹿児島湾内で錨を降ろし、勉強や釣り込み練習で出航を待ちました。
今回の実習は、すんなり行きません...


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
入学試験の願書受付中です。
〆切は1月11日(消印有効)です。

 園長のつぶやき
江戸時代、庶民の学校として寺子屋がありました。
寺子屋は、現在の小、中、高校のような正式な学校ではありません。
しかし、この寺子屋のおかげで当時の日本は先進諸国に負けない識字率(しきじりつ)でした。
寺子屋は優れた教育システムだったんですね。
実は、学園と寺子屋には多くの共通点があります。

まず生徒数。寺子屋は15人から30人ほど。
次に教える内容。読み書き算盤を中心に裁縫、農業などの実用的なもの。
先生も資格のある教師ではなく、村人や僧侶、町人。
教科書はオリジナル。
指導はマンツーマンに近い。
授業料は各家庭で支払える額。

そして漁業学園です。
学園の生徒数は約20人。。
教える内容は学園のオリジナル。
「漁師になるための文部科学省検定教科書」なんてありません。
海技士資格を中心に学園職員が漁業の現場で必要なことを手取り足取り教えます。
そして、学園は授業料がありません。

学校の原点である寺子屋。
質の高い町民、村民を育ててきました。
学園も大きな学校ではありませんが、少人数で漁師に必須(ひっす)のことを教えています。

さあ、新しい一年が始まります。
漁師を目指す人!
漁師の寺子屋、漁業学園で学んでみませんか?

コメント
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