静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

カツオとアサリのお話し

2018年05月25日 15時42分04秒 | 授業・講演

静岡県内のみなさん、「ピエール瀧のしょんないTV」をご覧になりましたか?
ぜひ、感想を教えてくださいね!

今回の放送、実は来週の放送予定だったんですが、急に変更となり連絡があったのが前日。
急いでホームページやブログで告知。
学園に見学された方で、放送が視聴出来る地域の方にはメールを送信!
大変でした...
本来は一週間前に皆さんにお知らせするはずでしたので見逃した方も多かったかも?
ごめんなさい!

そして静岡以外はこれからの放送です。
静岡での順番はこのとおり。
他の地域も、この順で放送みたいですよ。

聖地巡礼?!「熱海ゲームコーナーめぐり」 2018年3月22日
珍客続々!?伊豆箱根鉄道 貸切列車の旅 前編 2018年4月5日
あの男がまさかの…「伊豆箱根鉄道 貸切列車の旅 後編」 2018年4月12日
初参戦だらけの「5時間耐久しりとり選手権2018」 2018年4月19日
まさかの大逆転劇?!「5時間耐久しりとり選手権2018」 2018年4月26日
管理職の方、癒します「課長と行く掛川花鳥園」 2018年5月3日
「しょんない犬選手権シーズン2 西部地区大会」 2018年5月10日
生命の源「土を食べよう」 2018年5月17日
静岡県立漁業学園に潜入! 2018年5月24日

宮城県北部船主協会の吉田鶴男さんによると、宮城では「伊豆箱根鉄道 貸切列車の旅 前編」が今週放送されるそうなので、まだ一ヶ月以上先になりそうです。
神奈川は、数日ずれるだけみたいですよ。
皆さん、放送日はご注意くださいね!
それと、見逃した方、あるいは放送されない地域の方は学園にご連絡ください。

さてさてさーて。水産技術研究所の職員による講義第三弾!
今回はカツオとアサリです。
なんでカツオとアサリか?
講師の研究員が、現在はカツオを担当で、その前は浜名湖分場でアサリ担当だったからです。カツオとアサリが因縁ある生物と言うことではありません。

今回も資源管理の話しがありました。
資源管理と言っても、カツオとアサリでは同じではありません。
特にアサリは静岡県の場合、浜名湖という限定された場所にいます。
捕った分だけ、確実に減ります。
逆に浜名湖内で増やす努力をすれば、捕れるアサリも増えるのです。
広い海を回遊するカツオと大きく違う点です。
この違い、生徒はどう思ったでしょうか?


講義のあと、生徒の感想を見ると
・カツオが広い海域で生活しているのに驚いた
・カツオが共食いするんだ?
・静岡でアサリを捕っていることを知らなかった
などが書かれていましたよ。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 園長のつぶやき
しょんないTVのなかで、
「漁師になるため大事なことは集団生活に慣れること」
をお話ししました。
私は本当にそう思っています。
学園で教えるロープワークや、海技士資格も大事ですよ。
でも漁師の仕事は一人ではできません。
例え一人で船に乗る沿岸漁業であってもです!

まず、沿岸漁業の漁師は漁協の組合員です。
そして地域の漁協の他に業種別組合や、業種別グループがあります。
それぞれの組織では、漁師間の約束事がたくさんあります。
自分の船を持っている漁師とは言っても組織に属しているのです。
その組織でうまくやっていく必要があります。

逆に考えると一人の力は小さくても、力を合わせれば大きな力となります。
だから漁師と言っても組織があるのです。

私が育てたいのは大型漁船の幹部、もしくは沿岸漁業であっても漁師のリーダーなれる人です。

そのために周りの人とコミュニケーションがとれ、協調できることが大事です。
それが集団生活に慣れることです。
学園の寮ではいろいろな生徒がいます。同級生だけど年齢は違います。
だから組織の中で生きていく力を養うことができるのです。

コメント
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