静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

深海魚専門漁師 長兼丸・長谷川さんの講義

2018年05月14日 14時10分09秒 | 授業・講演

海外まき網で初出航する48期生を見送りをYouTubeにアップしました!
初代?軍曹です。
https://www.youtube.com/channel/UCsItlPZhzc98RK7zhYqUOow

さて焼津で一番番の有名人に授業をお願いしました。
長兼丸(ちょうかねまる)の船主、長谷川久志さんと息子の一孝さんです。
テレビ出演は市長より多いかもしれません。
長谷川さんは深海魚を専門にとる漁師です。


学園の授業は毎年お願いしているので慣れたもの。
生徒に「漁師を志した理由」を聞いたり、クイズを出したりで楽しく講義をしてくれました。
マグロ漁師だった頃の「死にかけた」話しもありましたよ。

ところで、実は深海魚を捕る漁師はたくさんいます
例えばキンメダイ。
近海、沖合でキンメダイを捕る船はほぼ周年、キンメダイを捕ります。
キンメダイは水深数百メートルに生息する深海魚です。
魚ではありませんが、サクラエビは昼は深い海にいます。
夜、浅い場所に浮上したときに漁をします。

深海のサメだとか、グソクムシを捕る漁師は珍しいけど、深海魚の漁師は珍しくありません。
そして、深海魚を皆さん食べています
長谷川さんが狙うのは、一般の漁師が狙わない深海魚。
需要が少ない魚ですが、捕る人も少ないからやっていけるんです。

長谷川さんについて、興味がある方はこちらをどうぞ。
サッポロビールの「静岡が好きだから」インタビュー
http://www.sapporobeer.jp/shizuokabakushu/interview/03.html
長兼丸ホームページ
http://web.thn.jp/tyoukanemaru/same.htm


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
今週末は見学会がありますよ。お申込みをお待ちしています。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/kengakukai5.html

 園長のつぶやき
先週は水産技術研究所職員からサバの講義もありました。
生徒の感想に
「サバのことを色々知ることができて、漁師になる楽しみが一つ増えた」
と書かれていました。
こんな感想はうれしいですね。
実を言えば、サバの授業も学園職員でやることができない訳ではありません。
でも、外部講師を呼ぶことに意義があるんです。
まず同じ内容でも、説明が違います。生徒にとっても新鮮な気持ちで聞くことができます。
加えて、研究所の職員も1時間の講義で何を話すかしっかり考えてくれます。
若い研究員にとって大事なことだと思っています。

生徒は、これからもたくさんの外部講師の話しを聞くことになります。
生徒の心と教養が少しでも豊かになることを願ってやっています。

コメント
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