静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

寮生活

2016年07月27日 08時46分46秒 | 学園紹介

皆さん、ご存じのとおり当学園の大きな特徴が全寮制と言うことです。
水産高校も、海技短大も寮はありますが希望者のみです。

学園の卒業生はロープワークなどが即戦力になることに加え、1年間の寮生活を送ったことが求人側に高く評価されています。
私の経験した寮生活に比べれば、全然厳しい感じはないですが、それでも現在の若者には不自由が多い生活です。
携帯電話の使用時間も制限しますし、外出も6時まで。風呂も順番に部屋別に入ります。

一番の不自由は「自分を守って世話をしてくる親がいないこと」だと思います。
我々は特定の生徒を特別扱いしませんし、自分勝手な行動をすれば見方はいないのです。
そんな環境で、協調性を養い、仲間を大事にする気持ちを育てて欲しいと思います。
漁船で長期航海するのには、一番大事な要素です。

とは言っても、実際には、みんな楽しくやっています。
学園入学希望の方、心配ありません。

親とは違うと言っても、舎監をお願いしているお二人は卒業生の出航を必ず見送りに行っています。
親ではありませんが、親同様に応援しています。

【私の寮生活】
私も中学や大学で寮生活でした。
中学の寮に入った頃のことは良く覚えています。
山の上にある学校で、寮は学校に隣接。
起床後はかけ声を出して上半身裸で走ります。
毎朝の掃除があり、水曜と日曜の夜は大掃除です。
学校が終わり、寮で夕食を取ると、ほとんど勉強時間。
寮にテレビはありません。
食べ物の持ち込みが出来なくて、毎晩空腹でした。
それでも、家を離れての寮生活は楽しかった。
友人、仲間と暮らすのは楽しいものです。

寮の仲間とは、同じ学校に行くのですが、学校の友人とは別物です。
どちらが仲が良いと言うことではありませんが、寮生同士は幼なじみのような感じです。

この学園は全寮制なので、より親密な関係を築いていくと思います。

コメント
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