静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

卒業生の来園

2016年07月26日 08時30分04秒 | 卒業生の活躍

終業式の日の午後、昨年度の卒業生(第46期生)が学園に来ました。
詳しくは近日中にホームページの「卒業生は今」にアップします。

彼は県外の中学を卒業後、テレビで学園のことを知り入学してきました。
コミュニケーションは得意な方ではなく、教務職員は漁船に乗った後、先輩船員とうまくやれるか気がかりでした。
今は遠洋カツオ一本釣り船の機関員で初航海を終えたところです。
しかし、職員の心配は杞憂に終わり、船の先輩には可愛がってもらい仕事が楽しいそうです。
在学中、10月に海技士4級の筆記試験に合格していますが、その後の試験は受けなかったそうです。
これについては「4級も取っておけば良かった」と残念がっていました。

今年から学園にきた私には、彼の在学中の様子はわかりません。
でも、こうやって卒業生が学園に顔を出してくれ、元気に漁師として活躍しているのを聞くのはうれしいです。

【学園に進学を考えている中学生の方へ】
最近減少傾向ですが、中学卒業後に学園に入学する生徒がいます。
やはり、高校卒業生に比べると肉体的にも精神的にも未成熟であり、現在の学園では高校生を中心に生徒募集行っています。
一方、漁業の世界は学歴より実力です。
資格を取り、意欲と能力と協調性のある人が幹部になっていきます。

15歳で自分の職業を決めるのは大変なことだと思います。
「漁師になる」という自分の気持ちが固まり、1年間の寮生活を含め、勉強や実習に頑張れる人は来てください。
3歳年上の生徒の中でもやっていけます。
漁師になっても大丈夫です。

逆に「行きたい高校がないから」「高校で勉強したくないから」という理由で学園に来ても後悔しますよ。
保護者の方とよく話し合った上、学園への進学を決めてください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする