天候不順で遅れに遅れた脱穀。
天気の隙間を見つけて、強行した。
大きな脱穀機は、農家仲間の共同所有である。
とはいえ、「貸していただいている」という意識を強く持って、管理をしてくれている仲間の農家から運んできた。
こどもたち18人とスタッフ7~8名。
これだけ人数がいれば、様々な作業を同時に行える。
ハザから稲束をはず人、運ぶ人、それを脱穀機に入れる人。
脱穀機から出てきたワラを積む人、まだモミが残っていればその稲束を戻す人。
いっぱいになったコメ袋をトラックに運ぶ人、ハザを解体する人、竹を格納する人。
そして肝心なことは、落穂を拾う人だ。
4月の田んぼ作業の時には、土いじりが嫌だと言っていたこどもが、今は泥だらけになって落穂を拾っている。
拾った落穂の数が多ければ多いほど、仲間の冬の食糧が増えることを、彼らは身体で理解するようになった。
4月から実に8か月。
水稲栽培の技術などを学んだだけではない。
彼らは、仲間の暮らしを長期的にみすえるチカラが身についた。
これもまた「学力」だ。
暮らしの営みが産み出す「学力」に、もっともっと光を当てなければならない、と、この村で暮らしていると感じる。
ようやく天日干しの新米が食べられる。
こどもたちは半年間、自然と向き合い、日々の暮らしに折り合いをつけ続けてきた。
そしてやっと手にしたコメ。
おいしいに決まっている。
代表 辻だいち
天気の隙間を見つけて、強行した。
大きな脱穀機は、農家仲間の共同所有である。
とはいえ、「貸していただいている」という意識を強く持って、管理をしてくれている仲間の農家から運んできた。
こどもたち18人とスタッフ7~8名。
これだけ人数がいれば、様々な作業を同時に行える。
ハザから稲束をはず人、運ぶ人、それを脱穀機に入れる人。
脱穀機から出てきたワラを積む人、まだモミが残っていればその稲束を戻す人。
いっぱいになったコメ袋をトラックに運ぶ人、ハザを解体する人、竹を格納する人。
そして肝心なことは、落穂を拾う人だ。
4月の田んぼ作業の時には、土いじりが嫌だと言っていたこどもが、今は泥だらけになって落穂を拾っている。
拾った落穂の数が多ければ多いほど、仲間の冬の食糧が増えることを、彼らは身体で理解するようになった。
4月から実に8か月。
水稲栽培の技術などを学んだだけではない。
彼らは、仲間の暮らしを長期的にみすえるチカラが身についた。
これもまた「学力」だ。
暮らしの営みが産み出す「学力」に、もっともっと光を当てなければならない、と、この村で暮らしていると感じる。
ようやく天日干しの新米が食べられる。
こどもたちは半年間、自然と向き合い、日々の暮らしに折り合いをつけ続けてきた。
そしてやっと手にしたコメ。
おいしいに決まっている。
代表 辻だいち