わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

息づかい

2014年05月13日 | 震災支援:山賊キャンプ招待
福島県いわき市。

NPOグリーンウッドの主催する「山賊キャンプ」に、いわきのこどもが参加していたことから、いわきとの縁が始まりました。

2011年4月、私はいわきに足を運び、そのこどものご両親とお会いしました。

その年の夏、いわきから30名程度のこどもたちが、山賊キャンプに来ました。

往復のバス代は泰阜村が支出、キャンプ参加費は全国の人々の支援金、滞在中の食糧(野菜や米)は泰阜村住民が持ち寄り、無理のない疲れない構造の支援を形にしました。

そしてそれを、3年間続けてきました。


今日は、そのこどもの保護者が関わっている「なこそ復興プロジェクト」の事務所を訪問しました。

事務局の女性スタッフが丁寧に話をしてくれました。

いわきの実情、被災者の葛藤、NPOとしての運営と経営の悩み、個人的な想い、どんな未来を描くのか・・・。









なぜでしょう。

初めて会ったのに、もうずっと前から知り合いだったようなこの感覚。

私は震災後、30回以上、東北に足を運んできました。

回数は問題ではありません。

でも、やっぱり顔を会わせて、膝詰めで話をして、互いの息づかいを感じてこそ、相互理解が深まるものだと思うのです。

電話やメールやSNSで、簡単にやりとりできる今だからこそ。


常々思っている、支援よりは「支縁」。

支援によって生まれた縁を、支え合いによって豊かに紡ぎ、共に未来を創っていきたい。

そのかけがえのない人々が、このいわきにいるんだな、と強く想いました。



あいた時間で、いわきの海岸に行きました。

海の彼方に消えた命に、そっと手を合わせました。







今年もまた、いわきのこどもたちが山賊キャンプに来ます。

支援金を、今年も募ります。

ご協力をお願いします。


代表 辻だいち