わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【自発的に社会に関わる】 ~若手スタッフが、駒澤大学でゲストスピーク~

2017年05月10日 | 泰阜村が大学になる
駒沢大学に来た。

ここ数年、毎年ゲストスピークで呼ばれる。

李ヤンヤン先生だ。

同い年で気も合い、親近感もある。

彼女は、中国東北部の長春の出身。

泰阜村もまた、ハルピン郊外に満州開拓の分村を持つ。

少なからず、どころか、おおいに縁がある、と勝手に想っている。




今回ゲストスピークしたのは、「市民社会論」と「社会参加実習」

ここ数年、恒例となっている。

「市民とは創造的に社会を創る存在」というテーマで、私が話した。

泰阜村という小さな村においての、自律的な村民の歩み。

そして、自律の教育をめざすわれわれNPOグリーンウッドの取り組み。

とりわけ、暮らしの学校「だいだらぼっち」のこどもたちが自律的に送る暮らしの日々は、まさに市民教育ともいうべき視点が散りばめられている。

具体的かつ継続的な事例に、少しは学生の役に立ったかもしれない。




「社会参加実習」では、1年生を相手に、NPOグリーンウッドの若手スタッフが話をした。

社会参画や社会貢献の意義を。

とはいっても、信州こども山賊キャンプなど、われわれの手に届く範囲の活動だけだが。

それでも、内向きな高校生活を送ってきた彼らにとっては、扉を開くようなお誘いだったのかもしれない。






近頃は、社会に関わらなくても生きていける。

しかし、社会に関わった方が実はおもしろい。

若者がその楽しさを感じとっていないのであれば、それは大人の責任でもある。

自分の人生を自分で決める。

自発的に社会に参画する。

こんな当たり前のことを、今は授業で教えているのもどうかと想う。

それでも教えること、伝えることを、あきらめてはいけない。




帰りの地下鉄で、「社会参加実習」を受講していた1年生にばったり出会った。

彼女は目を輝かせて、若手スタッフに質問をしている。

そうそう、いいぞ。

「興味が出ました。キャンプボランティア、検討します!」

自発的に社会に参画する。

ぜひやってほしい。



今回の縁をいただいた、ヤンヤンに感謝したい。

学生諸君、ぜひ泰阜村に!


代表 辻だいち



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