緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

新たに見つけてしまった見逃されていた家の瑕疵

2024-08-23 16:53:58 | 家を建て替えた

 今日はインテリアのTさんが来るからと思い。普段は床にゴミが落ちているのを見つけ次第、箒とちりとりでそのゴミをとるくらいしかしないが、全面的に床を掃いた。その際、キッチンカウンター横のフローリングが剥がれそうな瑕疵を見つけてしまい、すぐに写真を撮ってグループラインに送った。

 

 私自身も壁の不具合がないかばかりを気にしていて床の部分はあまりみていなかったなと反省した。M氏も気づかなかったそうだ。施工した人は気づかれなければラッキーって思っていたのだろうか?もし治すとすると既にぎっしり食器を詰め込んだ古い食器棚を動かさなければ無理だと思う。どのように治すのか今から気になる。

 時間通りにTさんが来たが、今回も今までと同じように長袖の服装で来た。暑いのに・・・というと、とても腕とか人目にさらせないっていうことだったが、二の腕が太くてもどうどうと暑いときはノースリーブの私はどうなっちゃうんだろうか?人は自分が気にしていることを、他人が同じように思っているとは限らないとは思うのだが、暑くても晒したくないのは仕方が無い。

 照明のエアコンはリビングではなく寝室用だったことを自分自身が忘れていたことが使えない原因の一つだった。もう一つはリモコンを向ける先はスイッチの方向に向けて使うものだということが分かった。ついでに、壁に見つけた汚れを取る方法を聞いたが、単に硬く水で絞った布で拭けばいいらしいが、不具合を直しに来て貰ったときにやって貰った方がいいだろうと言うことだった。和室の戸の線状のへこみ疵や床に見つけた剥がれそうになっている板の所も見てもらった。

 Tさんは、パントリー棚を作らなかった設計変更をやはり変更してよかったです。と言ってくれた。私もそう思う。平面図形だけ見ていては多分気づけなかったので、こまめに建築途中の家を見に来ていて良かったと思った。作り付けの食器棚の色柄も良かったと言ってくれた。私が外に出る度に、窓サッシの色はステンカラーじゃなくて白の方が良かったかなと時々思う。というと、Tさんは、「白だと今よりもっとかわいらしい感じになるから、内装ももっとヨーロピアンなかわいらしい感じにすることになる。」というような事を言った。確かに白だとより甘いかわいらしい外観になってしまうと思う。ピクチャーレールの紐の長さの調節の仕方も教わった。Tさんが来てくれたので色々収穫があったと思った。

 Tさんにもしまってあっただけで今回古い食器棚に納めた湯飲みを使いたかったので、姪から貰ったお土産のミルクティー味の緑茶を出した。好評だった。抹茶ラテとかあるくらいだから、緑茶は結構ミルクとかバニラの風味もあうものかもしれない。しかし緑茶に甘みを付けるのはあまり頂けない。桃園空港で余った小銭を使おうと、レモン風味の緑茶ペットボトルを購入したら甘くて閉口した。しかし、姪のインドネシア人彼氏に言わせると、緑茶は甘くして飲むものらしい。東南アジアではそれが一般的なんだろう。

 今日もほとんど片付けは捗らなかった。その一因は二階にあった本の入った箱を開けてみたら、文庫本がぎっしり詰まっていて、その中に捨てる予定の古本を貰ってきた文庫本で知らない芥川賞受賞作家の本があり、結構それに読みふけってしまったからだ。読んでみたら中々面白かった。やはり、小説って原語で読まないと駄目だなと思った。今頑張って読もうとしているカミュの小説は和訳された物なので、日本人の小説家の書いた物のように面白く読めないのかもしれないなと思った。戦前生まれの重兼芳子という作家だった。ちょっと自伝的な要素もある小説だと思った。「親に対する反発,あるいは親の支配から脱したい」が理由で出征しようとする青年の存在は目から鱗だった。毒親という言葉は昭和の末か平成あたりから使われ出した言葉だと思う。戦前はそんな概念すらなかったのだろう。子どもを親の所有物のように扱う親は昔からいたのだと改めて思った。却って昔の方がそんな考え方は当たり前のようにされていたのかもしれない。


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