最近の若い人たちは、お金より自分のしたいことを優先する人が多い

　昨日、消費税増税前に今のPCはウィンドウズ７だし、もうそろそろ満7年つかっているので買ったほうがいいかな、PCを買っている家電量販店にいった。

　すると、どこかで見たことがあるような母娘連れがPCを買っていた。お母さんはかつて一緒の職場だったことがあり、娘さんとも同僚というわけではないが同じところに3年くらいいて、彼女が芸大に受かった年の年賀状をもらったりした方だ。でも、その後の進路は知らなかった。

　お母さんの方の名前はたしか○○子さんだと思ったのだが、ちょっと自信がなく名前を言わずに声をかけたら、覚えてくれていたしばらくいろいろ話した。

　娘さんは自宅で絵画教室をされているそう。まだ若いからとあまり多額の月謝はもらっていないという話。
　
　私の住んでいる市は田舎ではあるが、近くのリゾート施設などでは、宣伝のためのデザイナーなどの募集もしてたし、就職先には困らなそうだと思ったのだが、人に使われるより自分のしたいことをしたいというこで、絵画教室を開いたのだそうだ。学校の美術の先生は自分の教えたいことだけ教えられるわけではないし、教えること以外の仕事の方が多いくらいなので、あえて教員免許も取らなかったという話だった。

　その家電量販店は家の近くと聞いたので、確か別の場所だったのではと思って聞くと、家を建ててひっこされたのだそうだ。娘さんが戻ってきて、絵画教室を開きたいというタイミングで、だったら家を建てようということで土地を探したら、家を建てても車4台停められそうな土地が見つかって、絵画教室もできる家を建てられたのだそうだ。

　農協の不動産屋でまだ、広告に出す前の土地だったので、最も日当たりのよい場所を買えたのだそうだ。その場所は幹線道路にもすぐ出られるし、駅にも徒歩15分ほどで着く。まわりは住宅が多く、近くに大きなスーパーもいくつかあり買い物には困らない場所だ。私の家はその幹線道路から5分ほど、その方のお宅からは徒歩で反対方向に歩いたところだ。私の家は駅まで25分弱はかかる。
　
　タイミングよく、よい場所に家を建てられたのだなあと思った。多分、そのご家庭は本質の流れにのっていたのだろう。私も家を建てたいのでちょっとうらやましいと思った。

　今は金銭的なことや経済的安定ということより、周りの条件が許すなら自分のしたいことを優先して職を選ぶ若い人が結構いる。