緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

宮廷女官若曦を一気見してしまった

2019-06-01 15:49:42 | ヘミシンク
 結構有名らしいが、なんとなく見なかったが見始めたら一気に見てしまった。タイムスリップものだが、心だけが清朝の貴族の娘の体に入り込んでその一生を体験すると言ったような内容だ。現代の本人は交通事故で意識を失っている間に若ぎの一生を体験してくる。
清朝の時代に現代人の心を持っている人が(といっても日本より不自由な中国であるが)生きるわけだから、同時代に生まれ育った人より、ずっと不自由さ窮屈さを感じて生きる。結婚は皇帝によって決められた人に嫁ぐ、それに逆らったら、皇帝の命令に逆らったということになり本人も家族も罰を受けるようだ。宮中ではちょっとした失言によってすぐに命を失ってしまう。使用人の生殺与奪権はご主人様が握っている。というとんでもない時代である。発達障害の人なんかすぐ殺されてしまうだろう。私なんかもとても恐ろしくて、どんな立場でもその中では生活をしたくないと思う。
 しかし、主人公は現代人の正義感を維持しつつも、失敗を犯さないようにその時代のルールを素早く身に着け、または現代人として持っている知識も駆使しながら賢く生き延びていく。そして彼女は後継者争いをしている王子達みなに好意を抱かれる。そして、歴史を知っているがために第八皇子に第四皇子に気を付けるようにとその部下の名前まで挙げて言ってしまったことにより、兄弟の罠にはめあいに加担してしまう。そのことにより大切だと思っている人たちを傷つけた原因が自分であることを知り、より苦しみとうとう病で亡くなってしまう。というストーリーであるが、雍正帝の競争相手だった兄弟たちの追い詰め方が半端ではない。何もそこまで…という感じなのだ。ドラマの中では兄弟を二人幽閉した挙句に毒を飲ませて殺している。兄弟を殺さないといっていたはずだったが?と思った。皇帝になるまで我慢に我慢を重ねてきたものを一気に発散させてしまったのだろうか?と思う感じである。これが、もし両親に愛されて育った第14皇子が後継者になっていたら、こんなことはしなかっただろうという感じだ。
 雍正帝は自信の親に愛されずにそだったせいか、根暗で陰険な感じに最初描かれていた。主人公がなぜそんな雍正帝を愛するようになったのか?があまり納得いくように描かれてなく、後半にはその残酷さに傷つけられるばかりであった。どこがよかったのかな雍正帝という感じだ?せっかく康熙帝が第十四王子との縁談を持ってきてくれたのに、皇帝になることがわかっているのだから私だったら、さっさと第十四王子に嫁に行くのにと思った。そこの説得力のなさ以外は中国王朝の残酷さがよく描かれていたドラマだった。