将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

秩父市大滝の冬

2007年01月25日 | 学校生活
今の時期、朝方になるとずい分冷え込む。奥秩父の大滝はさぞかし寒いに違いないと思いきや、昨年の冬は意外にそうでもなく、何度も学校に行ったが、ついに雪を見る事はなかった。ただ、昨年の冬が例外で、学校でもひと冬にたいてい数回は雪かきするのが通例だそうだ。

自家用車は4駆かFFで、冬はスタッドレスタイヤが必須だと思う。山道は、雪がないと思っても、コーナーを曲がったら雪が残っていたり、アイスバーンになっている事だってざらにある。越谷ではスタッドレスにしてもほとんど意味はないのだが、いつ突発的に学校に行く事があるかも知れず、また少なくとも2ヶ月に1回程度は行く用事がなんやかやであるので、12月末から3月一杯はスタッドレスを履く事にした

今回の家庭学校で聞いたが、先々週は路面凍結のため朝のランニングが全くできず、先週も雪のため2回しか走れなかったそうだ。

親の方は歳をとり、だんだん寒がりになって来たが、将人の方は寒くとも走ったり、せいぜい重ね着するくらいで何とかできているようだ。寒かろうと思い、つい多めに衣服を持たせても、学校に置く服の定数は決まっているので、戻されて来る。「子供は風の子」を地で行っているのだと実感する。

学校にも一応灯油ストーブが何台もあるが、集会室も食堂や寝室も、どれも広すぎるためお世辞にもぽかぽかするほどには暖房が効かない。それでも風邪や凍傷になると言う事もなく、元気に過ごしている。

それどころか、冬でも、湯と水の浴槽に交互に何回も入り直す「光の村方式の入浴」をしているのだそうだ。ちなみに健康ランドの冷水浴はサウナの後に入って肌を引き締めるというもので、入った時はきわめて冷たく感じるが、それでも温度計で20℃くらいはある。体験入学の際、生徒たちの入浴を見学させてもらったが、サウナの水風呂よりやや冷たく感じた。たしか浴槽に温度計はなかったと思う。おそらく目分量で温度管理がされているようだ。

入浴当初は水風呂もまだ冷たいが、大勢が何回も湯と水の浴槽に出入りするにつれ、だんだん水風呂もぬるくなって来る。どうせやるのなら、どちらかというと、逆の方がいいような気がした。

つまり、はじめは水風呂と言っても湯の方と10℃程度差を付けるだけにとどめ、回数をこなし体が慣れるにつれ、だんだん水風呂を冷たくして行って、最終的に20℃程度の差を付ける。

あるいは、はじめは水風呂の時間を1分とはせず、せいぜい15秒程度にするか、ぬるま湯シャワーにしておき、だんだん時間を長くして、最終的には1分にもって行く。

こんな事をうだうだ考えるのも、歳を取ったせいかも知れない。そう言えば、自分が中学生の頃、父の寒がりに唖然とした思い出がある。そして、父の長袖シャツとらくだの股引を尻目に、冬でも半袖シャツで十分だった。それは、今でも続き、まだ長袖シャツが必要とは思わないが、手足は別としても、体、特に頭とお腹の冷えが最近とみに応えるようになってきた。冬に帽子が欠かせなくなってきたのはこの数年の事だ。

何にせよ、将人はあの水風呂で元気にしているのだし、元気になっているのだ。
風変わりな教育はこれに始まった事でもなく、歴史のある、裏付けを伴ったやり方なのだ。
お任せしようと思っている。




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