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ロシア大統領 の国後島訪問を招いたのは?

2010年11月17日 | ロシア
11月1日に、ロシアのメドベージェフ大統領が、日本との領土問題を抱えている北方領土国後島を訪問しました。

そもそも北方領土(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)は、第二次世界大戦前は日本の領土でしたが、ソ連は、終戦直前の1945年8月9日に参戦し、日本がポツダム宣言を受諾した後に、これを占領したのです。
そして、現在では、ロシアがこの北方領土を実効支配しているのが現状です。

各種報道では、今回のメドベージェフ大統領の訪問理由について、2年後の大統領選をにらんで国民に「強い大統領」を印象付けるための国内政治の意味合いが濃いとか、日中の尖閣諸島の領土問題に乗じた強気の対応などと見る向きが多いようです。

確かに、これらも理由の一部でしょう。
しかし、ロシアが北方領土に執着しだした大きな理由は、中国が覇権を求めて南シナ海や東シナ海で領有権を主張し始めたのを見て、ロシアとしてもこれに対抗する方向へ方針を定めたということではないでしょうか。

ロシアは、旧ソ連時代からノルウェーと、バレンツ海や北極海で係争を続けてきましたが、本年9月にこれらの係争海域を2等分することで問題の決着を図りました。
また中国とも、2008年までに国境交渉を決着させ、両国が2分する大ウスリー島では、共同による開発が着々と進んでいます。

ロシアは、日本が中国に対し弱腰外交にあるこの機をとらえ、長期的な中国への対抗手段のひとつとして、北方領土のロシア化を画策しているように思えます。
2007年からロシアが取り組んでいる北方四島の「クリル発展計画」は着々と進み、大統領の国後島訪問を機に今後さらに加速するものと思われます。
そのような事態を招いた原因は、日本政府に外交戦略が欠けていることにあります。

そして、中国、ロシアの一連の動きを招いた根本的な原因は、米軍普天間飛行場の移設問題でギクシャクしている米国との同盟関係にあるように感じます。
その意味では、普天間問題で抜本的な解決がなされない限り、日本の外交はますます弱体化の方向へ進むと危惧されます。


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