Along with the Mekong

メコン川の流れのように

介護生活

2010年05月27日 | なんでもない日常のこと
あの日、あのとりわけ風の冷たかった2月の日から、早4ヶ月近くがたったなんて、嘘のよう。

母は、相変わらず入院中で、「要介護5」の現実の中で暮らしている。
電話で話をしている分には、かつてと変わりないのだが、生身と対面すると、なんというか、珍獣というか、ちょっと変わったペットを飼っているような、不思議な気分になる。

 左手はうずくまるように丸まったまま力は入らないし、足には浮腫が…
 こちら、母の過ごす病室風景 4人部屋ですが、一日3000円強の差額とか、払ってます
 病院の受付 来月で開院して一年のリハビリ専門病院
 口も麻痺していて、咀嚼が上手く出来ないので、「きざみ食」

身体は思うように動かないものの、頭はクリアな母にとっては、こんな病院生活が続くのも可哀想なので、週に何回かは外出に連れ出し、月に一回は外泊する。

外泊といっても、自宅に帰ってきてもらっても、車椅子では不自由なので、都内のホテルに泊まったりして。

 病室とは、そりゃ違います

4月の外泊時は、一晩中、一時間ごとに「トイレ~」と起こされ、そのたびにベッド→車椅子→便座→車椅子→ベッドを繰り返し、mameも、眠れないわ、筋肉痛になるわで、こりゃ大変だ…と思った。
今回は、7時間半、一度も目覚めることなく熟睡。よかったぁ~

母の日には、伯父伯母もお招きして外食。おごちそう、でした。
とはいえ、普段、「きざみ食」しか食べられないはずの母が、ほぼ完食したのには一同唖然。うれしかったけど。


 おいしうございました


脳疾患の回復期で入院していられるのは発症から150日までなんだそう。それまでには歩けるようになることを期待していたけれど、母の年齢から鑑みても、それは高望みなんだと思うこの頃。結局、来月末には、車椅子での退院になるのかも知れない。

一人では、歩くことも、トイレに行くこともできずとも、アタマだけはクリアなので、本人は老人施設に入ることは望んでいない。というか、ゆめゆめそんな展開、考えていないよう。私もできることなら一緒に暮らして、母に、新しい生活の中でhappyな時間を過ごして欲しいと思う親孝行な(?)一人娘ではある。とはいえ……

あたたかな日差しの中、あの冷たい吹雪舞う夜を思い出し、なんともせつなくなってしまうmameなんでした。

最新の画像もっと見る