Along with the Mekong

メコン川の流れのように

タイ料理でデトックス

2013年05月26日 | タイのこと

タイ料理。ハーブやスパイスを多用し、デトックス効果もあるのよ~
タイ料理のそんな魅力を紹介しようと、ちょっとしたイベントをいたしました。

新橋のブア・デ・タイのオーナーでもある
mame25年来の友人アマラさんがゲスト講師。

まずカレーありき、の日本におけるタイ料理。
しかもココナッミルクベースのカレーがその代表格。
が、へそ曲がりなmameはあえてココナッツミルクを使わないタイ料理3品をラインアップ。

  北タイ料理。タイの肉味噌:ナムプリックオーン

 タマリンドの酸味が印象的なカレー:ゲーンソム

 ハーブたっぷり:ガパオガイ


せっかくなので、本場の味を紹介したい、と、
何日も前から本場の材料の手配に奔走(?)してしまいました。

タマリンド、唐辛子、赤小たまねぎ、やし砂糖、生のレモングラス、豚皮のフライ……
ハーブだけじゃなくて、本格的な材料を揃えさせていただきましたぁ

 

特にゲーンソムの具。
タイでは、雷魚とチャオム(臭菜)入りの卵焼きが入るのが一般的。
あとは海老、大根、インゲン、カリフラワーなどの野菜も入っていたりします。

じゃじーん
タイからいらした雷魚さんたちです。
  ちょっとかわいい。うっかりすると名前をつけたくなるような表情アリ。

 ぶつぶと輪切りにして素揚げ して下ごしらえ


卵焼きに入れるはずだったチャオムは、アカシアの新芽の柔らかい部分で、とにかく臭いが強烈。
mameも最初はその臭いに驚いたけれど、いつの間にか癖になって
雲南の西双版納にいたときは毎日のように食べていた、個人的には思い出の野菜。
体内にこもった熱を冷ます効用があるといわれ、だったら更年期のほてりにも効果があるかも!?という、
なぜ日本にはないのぉ~という野菜のひとつなんであります。
このチャオムをみんなに紹介したくて、タイからの輸入をお願いしていたのですが、間に合わず、残念

代わりに、ホーラパーというバジルの一種を使うことに。
アマラさんには、ええっ~といわれてしまったけれど、
いや、雷魚の臭み消しにちょうどよかったような気が……
 とりわけ香りがよく、魚の臭み消しにも使われるホーラパー。 

ガパオは、日本のタイ料理屋、どこにでもあるけれど
素材は肉とガパオというハーブだけというシンプルの極み。
腹部に溜まったガスを排出する効用があるというガパオをとにかくたっぷり摂ることが出来ちゃうヘルシーな一品。


そして、辛い料理の後のデザートには、満を持して(?)ココナッツミルク登場。
かっかと燃える胃腸をやさしくなだめるひんやりした甘さであります。

ザクロの実を模したクワイを入れた冷製ココナッツミルクぜんざい、タップティムクロープ。
黄色いのはジャックフルーツ。 

 フレッシュレモングラスで作ったレモングラスウォーター。
最近流行のフレーバーウォーターの一種だけど
今回は大量に作ったので、2-3分煮出し、香りもしっかり。 

と、まあ、mameが欲張って色々作ろうとしたために
ボランティアのSさん、Hさんも、食べる暇なく2時を過ぎ。
そんなスタッフを気遣って、アマラさんが作ってくれた「おまかない」。

 彼女のやさしさも加わって、いっそう美味。

急に暑くなったし、買出しもあったし、施設は使いにくいし
それなりにくたびれた筈だけれど、
参加者の満足感がこちらにも伝わり
ほんわか幸せな、不思議な後味が残るイベントになりました。

デトックスがテーマのタイ料理。
身体の毒が排出されたのかはよくはわからないけれど
心の中のトゲトゲは確実に癒され、なくなっておりました。
 
ああ、やっぱりいいな、タイ。
そんな嬉しいタイな一日なのでした。 

 配布資料 by mame

 


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