Along with the Mekong

メコン川の流れのように

ファミレス・パフェ

2010年05月05日 | なんでもない日常のこと

最高に天気のいいGW。
母とファミレスでパフェを食べた。そんな事が一大イベントのmameの連休。
だって母との外出は何ヶ月ぶり。

2月2日。前日の1日は、ミゾレ交じりの驚異的に寒い日だった。
その日に、馬鹿がつくほどの無理をした母は、2日の朝に倒れた。脳出血だった。

夜、私が帰宅したときには母の半身は屍のように冷たくなっていた。
その時点で、発症から8時間以上経っていたはずだ。
救急車はすぐに来てくれたものの、搬送先の病院が決まらないまま日が変わろうとしたときには涙が止まらなかった。

それでも母は頑張って、命に別状はないどころか、奇跡のように意識はしっかりしてくれている。

けれど、完全に麻痺してしまった左半身は、発症から3ヶ月たった今も動かない。

予定では、4月には、エアーズロックとゴールドコーストに行く予定だった。
いつもギリギリにならないと手配しない私なのに、母にせっつかれて、1月のうちに手配を済ませていた。
なのに、人生には予定通りに行かないことがたくさんあるものだ。

人一倍元気な母から、突然左半身を奪うなんて、神様は残酷だ。
現実が自覚できずに、そのうち治るのだろうとのん気に構えていた最初の一ヶ月。
ようやく事態の大変さに気がつき始めて、鬱病との闘いになってしまった二ヶ月目。
今でも抗鬱剤は服用しているけれど、母娘ともにようやく現実を受け入れはじめたというところ。

「予定していない不幸なことがおきるけれど、だったら、予期していないいいことも起きるかもしれないし」
と、久しぶりのアイスクリームを舐めながらどこまでも能天気な老母と中年の娘。

母を気遣ううちに、私のアイスが溶けていく。

ずっと放っておいてごめんね、お母さん。
しばらく、ゆっくり母と娘の時間を過ごそうね。
そんなことを思いながら、のんびりゆっくり、ファミレスでパフェを楽しむ母とのGW。

ホント、人生予測不可能。


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