Along with the Mekong

メコン川の流れのように

在宅介護40日

2010年08月24日 | なんでもない日常のこと
先日家庭訪問にみえたケアマネさんが、その翌日に電話をくれた。

「mameさんの介護生活は、とても持続できる状況ではありません。
なんとか対策を考えますから、それまで頑張ってくださいね」

あ、そんなに大変なんだ、ウチ、と
ぼんやり思う、思考停止ちうのmame本人。
よそのウチの介護、見たことないし、
みんなこんな状況をなんとか乗り切っているんだと思ってたけど…

在宅介護一ヶ月が過ぎ、確かに外見的に5歳は老け込んだ。
そして、気持ちはもう老衰の域。
世界が終わるのをただひたすらに待っている感じはある。

身体というのは正直なもので
二週間ほど前から手指の関節が痛み出し
母の着替えも思うにませぬようになり
腱鞘炎かとも思ったけれど、痛みが足にも広がっていったので
リウマチを疑ったりして。

母がかかっている鍼灸医についでに診てもらったら
「過労です。それも重度」と診断され
とにかく休めといわれはしたものの……

在宅介護が始まってから、
 ・朝ごはんを食べる
 ・3時間以上眠る
という二つはまったくできていないワタクシ。
朝はとにかくせわしいし、
夜は、2時間に一回、トイレだといっては起こされる。

在宅介護をしている人は世にゴマンといるわけで
みなさんどのようにこの窮地を乗り切っているのか
本当に知りたい。

特に、兄弟も配偶者もなく、
さらには資産もないので仕事抱えて生活支えながら介護している人が
どうやって在宅介護をこなしているのか、心底、知りたい。

たったひとりのこんなに非力な介護者なのに
「家族同居」と分類されるので、行政も結構冷たい。

路傍に落ちている蝉の亡骸の
カラカラと乾いた印象に妙にシンパシーを感じる昨今のmame。

在宅介護、意外と大変なことだったなぁと、ため息をつく。
だけど、少し智恵があればきっと乗り切れるはず。
みんなそうしているはず。
ただ、その智恵も沸いて来ない今の自分がいささか悲しい。



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