Along with the Mekong

メコン川の流れのように

コーヒーと格闘の一日

2006年11月18日 | コーヒーネタ
コーヒーと格闘の一日。アクシデントにも見舞われて、すごーく疲れた。

朝一番に「事件」は起きた。

朝から師匠の工房で焙煎を手伝わせていただいていたmame。が、あまりにガンガン立て続けに焙煎したため、釜の設計ミスだとしか思えない場所にたまっているコーヒー豆(写真の部分)に着火してしまったのだ。焙煎機は機関車のようにもくもくと煙を吐き、煙感知器が鳴り出し、ビルの大家さんも飛び出してきた。

師匠がさっと消火して、大家さんにも謝ってくれて事なきを得たけれど、焦ったあ。

いつもは5回くらいしか続けて焙煎しないから、豆を冷ましている間も弱い火力で釜を温め続けている。だけどさすがに何十回ともなると、かなり危険であることがよくわかった。

発煙騒ぎでどっと疲れたけれど、勉強にはなった。ワタシ一人のときにこんなことが起きてしてしまったら、ホントウニ焦ったと思う。師匠には大変にご迷惑をおかけしたが、ワタシにはとても貴重な経験だった。

午後はセミナーに参加して抽出の実習。ネルドリップでの丁寧な抽出、サイフォンの扱いなど教わってくる。ゴールドメッシュのドリッパーやマシンでも抽出して、抽出による味の違いをを確認したりして、へぇぇぇ、とやたら感心しつつの2時間半。それにしても、同じ豆でも抽出ひとつで全然違った味に仕上がるから、本当にコーヒーは奥が深いというか、難しいというか。だから面白い、という境地にはまだまだ程遠いワタシである。

大体ネルドリップは時間がかかって、ワタシ向きではない。ネルの保存もちょっと面倒。サイフォンは、ビジュアル的には楽しいし、淹れ方も安定しそうだけれど、洗うときに割っちゃいそうで扱いに気を遣う。これも粗雑なワタシにはどうかなぁ。で、結局ペーパー一番ということになる。

セミナー終了後、発煙騒ぎで途中でやめてしまった焙煎を再開。5釜煎ったところで、師匠から「もういいよー」の一声。ほっ。

とっても長い時間コーヒーと格闘した今日のワタシ。不器用ながらもけなげなmameの姿は、"コーヒーの精"のお目に留まったのでありましょうか・・・


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
焙煎機に火が入った (tenten)
2006-11-20 19:17:40
恥ずかしい話ですが、私は3度も(懲りずに!)焙煎機に火を入れたことがあります。
mameさんのようなまともな原因ではなく、3度とも「居眠り」。
特に今年の夏の3度目の失敗では、排気管のチャフに着火してしまい、深夜に煙モクモク、火災報知器や煙探知機が鳴り響き、大家さんだけでなく近隣の店舗にも平謝りでした。
消防署に見つからなかったのが不幸中の幸いでした。
おかげでそれ以後は閉店後に一人で焙煎することは厳禁にして、営業時間中に焙煎作業が終わるように努めています。
(その代わりにケーキの焼成を深夜に回しています。ケーキのオーブンは温度設定型なので、寝てしまっても生地が炭になるだけで済みますから・・・・懲りないなぁ!)
返信する