Along with the Mekong

メコン川の流れのように

クサナギクン

2008年06月01日 | なんでもない日常のこと
やっぱり平仮名で書いてしまう名前の草剛くん。ジャニーズのしかもSMAPのメンバーだというのに、時々「なんでぇ~」と思うお仕事をしている、不思議なヒト。

先日は書店でこんな本を見つけた。へぇ、MOREに連載なんか書いてるんだ。それにしてもこの本、どこまでがプライベートなんだろう・・・ ぷっすま!もそうなんだけれど、テレビで見るこのヒトって、演じているのか、素なのか、ホント、よくわからない。

で、演じるというと、『山のあなた』とか、舞台だと『父帰る』とか、ジャニーズ事務所のイメージとは重なり難い仕事をしている。不思議だ。

というわけで、またまた不思議な『瞼の母』を観てきた。これって、歌舞伎役者も演じているけれど、大衆演劇の印象のほうが強いよね。それも昭和の演劇。それをジャニーズのクサナギクンが、なんだか嬉しそうに演じている。

おっとりというか、無理をしていないような、一緒にいても邪魔にならないような、ゆる~いオーラを発しながら、いつの間か韓国語を習得し、映画では盲目の按摩を演じ、舞台では母への思慕を抱き続ける渡世人を演じる。それも本当に楽しそうに。舞台でのクサナギクンの声は、確かに、舞台俳優のそれだった。SMAPのメンバーとして、自信なさ気にオドオド歌っているクサナギクンの声とはかなり違う。

このヒトって、国境も時代も自在に飛び越えながら、クサナギツヨシという人間としてこの時代に生きている毎日を満喫しているのかもしれない。

毎日一生懸命オシゴトしている、だけどなんか日々が楽しくない。そんな気持ちになったときは、クサナギクンのクサナギロンでも眺めながら、舞台の上で気持ちよさそうに飛び跳ね、涙を流していたクサナギクンを思い浮かべよう。カラカラに干上がっていた気持ちが、部分的にでも、しっとりしてくるかもしれない。

クサナギクン。ちょっといいかも、なんだった。


最新の画像もっと見る