Along with the Mekong

メコン川の流れのように

「近未来通信」に投資した人

2006年11月20日 | なんでもない日常のこと
「近未来通信」本社閉鎖、
2支店も電話通じず(読売新聞)

 
投資家から事業資金を募っていたIP電話会社「近未来通信」(東京都中央区)が20日朝から、本社事務所を閉鎖したことが分かった。

 全国3支店のうち、東北支店(仙台市)も閉鎖、関西支店(大阪市)は営業時間外の留守番電話につながるだけで機能しない状態となっている。同社を巡っては、IP電話の利用料から投資家に配当するとうたいながら、実際には投資家から集めた資金を配当に充てる“自転車操業”を繰り返していた疑いがあり、投資家が次々と解約を要求。資金繰りがつかない状況にあったという。


ワタシは「近未来通信」のカードをもっている。ここに投資している知人から買った。何回か使ったけれど、skypeを使うようになってからは放ってある。

その彼女は、「mameさんも、1100万円出せるなら、是非出資すべきよ」と言った。10年で元金が戻り、あとは利益を生むばかりだと。そして、その「利息」がきちんと支払われているから、この会社は信用できると嬉々として語っていた。今は彼女も解約しているのかしら・・・

彼女のポリシーは「必死になって働いてお金を儲けるなんて誰にでもできる。私はそんなことはしたくない。楽して富裕層に入れる道を探すの」だった。

貧乏なワタシ、そんな元金あるはずないというと、今度は、化粧品のマルチを勧めてきた。その会社の製品は、防腐剤がたっぷり入っているからイヤだというと、「だから劣化の恐れがなく、肌にもいいのだ」という。しかし、その会社の製品は一年のうちに2回も検疫で引っかかり、輸入差し止めになっているのも事実だ。彼女はその事実を知っているのだろうか。いや、知っていたとしても「だからかえって安心だ」とか「日本の検疫基準
がおかしい」とか言うのだろう。

なんでこんなにアヤシイものばかりこの人は信じてしまうのだろうと思うけれど、彼女に言わせると「mameさんはお金が欲しくないのね。今はそれでいいかもしれないけれど、年をとったらそうはいかないんじゃない?」ということになる。

お金は欲しい、ワタシだって。お金が欲しいから、ケチだから、そんな怪しげな投資話にはのれないだけだ。化粧品だって、自分に手数料が上がってくるようにするために最初に何十万円分も買わなくちゃいけないという話だった。

彼女がどんな儲け方をしようと、それは彼女の勝手だ。ただ、今、その彼女は、区の起業支援や女性支援のセミナーなどで女性起業家として紹介され、レクチャーをしたりしている。だから役所の先導する起業支援なんて信じられない。

お金は欲しい。だけど、働いた労働に見合うだけのお金で十分だ。今はそれすら手に入っていないことが問題なんだけど。いずにしても、こういうアヤシイ投資話やマルチに嵌る人々とは、根本的に発想が違うことだけは確かだ。まったく世の中にはいろんな人がいるものだ。


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