「緊急取調室」

解散が正式に決まるなど、今までのキントリとは、ちょっと展開が違った気がしたけど、キントリチームは変わることなかった。
最後までぶれずに、信じた道をみんなで突き進んだ。
ムカつく存在なんだけど、抜群の存在感を出していた刑事部長も欠かせない存在だった。
ずっと誰の味方なのか気になっていた善さんの息子も、最後はキントリに協力することになったね。
ってか、それまでは本当に刑事部長派だったのね。

一話完結型の事件と全編を通しての事件をという展開は、ここ最近の事件モノドラマの定番となりつつある。
今回のキントリもそうだったけど、初回の事件はその後ほぼノータッチで進み、最後に解決編という展開はちょっと新しかったかな。

キントリは解散、菱本さんと小石川さんは定年間近。
となると、シリーズは今回で完結なのかなぁ。
最後の最後に継続に含みを持たせるような言葉が並んでたけど。

「ＩＰ～サイバー捜査班」

サイバー犯罪に対応する係。
各々が得意分野で真犯人を割り出していくのは、なかなかおもしろかった。
現場や聞き込みに出る刑事も、頭にカメラをつけていたり、テレビ電話で連絡を取ったりと、常に署内のメンバーと情報などを共有してるってのは、新しさを感じた。
一方で、昔ながらの地道な捜査や、刑事の勘的なものも時には。
安洛主任を探る和多田、安洛主任の娘らしい古宮山といった人間ドラマとしても楽しめた。
最後は、安洛主任自ら古宮山を救出する時に「お父さんが」って言っちゃったしね。

全体を通して楽しめたけど、最後の事件の犯人である西堂の犯行目的がいまいちわかりづらかった。