世界文化遺産姫路城兵庫県姫路市)の「平成の大修理」の完了を記念する市の式典が26日、三の丸広場であった。航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が祝賀飛行し、城近くの公園などからの見物客を含めて約6万人(市発表)が「白鷺(しらさぎ)城」の白亜の復活を祝った。大天守の一般公開は27日午前8時に再開される。

 石見利勝市長は式典で「姫路城を支えてこられたすべてのみなさんにお礼を申し上げます」と述べた。「白鳥」に例えられるドイツ・バイエルン州のノイシュバンシュタイン城との観光友好交流協定の調印式もあり、同州のクリスティアン・ゲルティンガー駐日代表部代表らが出席。今後、城を通じた観光振興に向け、両自治体が連携する。

 市は安全対策のため、黄金週間明けの5月10日まで大天守内部の見学者を1日1万5千人に限定する。27日からこの間、整理券を配る。事前予約はできない。問い合わせは