なおじい(HOBBY:カメラ・ビデオ撮影・DVDオーサリング/資格:ラジオ体操指導員・防災士・応急手当普及員)

身についている『ワザ 』でボランティア活動・地域社会とのコミュニケーション、楽しいシルバーライフ目標で有意義に過ごす 。

(くらしの扉)揺れから身を守る 地震に備える:1

2015年03月02日 13時48分43秒 | ブログ

数年前に、地震対策をしたのですが、も一度見直します。

(くらしの扉)揺れから身を守る 地震に備える:1

2015年3月2日05時00分

 東日本大震災から4年になるのに合わせ、3月は地震への備えを5回にわたって取り上げます。初回は家の中で揺れから身を守るための対策を調べました。

 

 ■家で確実に生き残る対策を

 NHK放送文化研究所の2010年の調査によれば、日本人が平日に家で過ごす時間は平均で15時間13分にもなる。いつ起きるのか分からないのが地震だが、元横浜市消防局予防部長の荒巻照和さん(現・相鉄ビルマネジメント業務部部長)は「まずは自宅で確実に生き残るための備えをすべきです」と話す。

 対策の一つが家具の転倒防止だ。東京消防庁の調査では、03~08年に起きた新潟県中越地震など七つの大地震では、負傷者の3割から5割までが、家具類の転倒や落下、移動によってけがをしていた。

 阪神大震災(1995年)の救命活動にあたった千里病院千里救命救急センター長の甲斐達朗医師は「倒れた家具で胸を圧迫されて呼吸ができなくなり、外傷性窒息死にいたるおそれがある」と警告する。太ももや腕が下敷きになった場合でも、2~3時間以上圧迫されると救出後に全身に毒素が回る「クラッシュ症候群」によって死亡する危険性があるという。

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 上手な転倒防止策を、清水建設技術研究所安全安心技術センター所長の金子美香さんに聞いた。金具を取り付ける際には壁や家具の取り付け位置が頑丈かを確認する。突っ張り棒なら、家具上部の奥側(壁側)に設置するといい。フローリングの上にある家具は突っ張り棒をつけても家具の底が滑って棒がはずれやすいので、ストッパー器具をつける必要がある。強度のある天井と家具の間に段ボール箱を挟みこんで固定するのにも一定の効果があるという。

 また、食器棚は食器が散乱するのを防ぐため、扉に留め具をつける。玄関や廊下、部屋の出入り口付近に花瓶などの割れ物や荷物を置くのは、避難の妨げになるので避けたい。寝室にスリッパや靴を置いておけば、避難時にけがを防げる。

 大きく揺れたらどう身を守るか。米国発の訓練「シェイクアウト」では(1)姿勢を低くして(2)テーブルやカバンなどで頭を守り(3)揺れがおさまるまでじっとする、の三つの動作を促す。

 揺れがおさまったら火の元を消す。万が一の出火に備えて、消火器やバケツを家にも置いておきたい。負傷した場合、救急車も頼りにできない。講習で止血方法など学んでおくと役立つ。救急病院の場所も把握しておく。

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 地震が起きた時の行動を家族で決めておこう。どの部屋に逃げ込めば安全か、誰が火の元を消し、防災用品を持ち出すかなどだ。土砂崩れなど住まいがある地域の災害リスクを把握し、地震後すぐに自宅を離れる方がいいのか、とどまった方がいいのかも考えておきたい。荒巻さんは「頼れるのは自分と隣近所だけ。自ら考え、行動することが重要です」と話す。

 (毛利光輝)

 

 <頭と胸を守る> 食品宅配会社「らでぃっしゅぼーや」が阪神大震災で被災した利用者342人(うち女性323人)に尋ねたアンケートでは、震災時に最初にとった行動で最も多かったのは「子どもをかばう」(110人)だった。甲斐達朗医師は「命に直結するのは頭と肺と心臓へのダメージ。まずは頭と胸部を守ることです」と話す。

 

 <家具を固定する> 自治体の中には家具を固定する金具の取り付けを無料でしたり費用を助成したりしている所がある。横浜市は75歳以上の高齢世帯や要介護・要支援認定者などを対象に家具二つまで無料で代行(器具代は除く)する。来年度も実施する予定だ。家具の配置移動は、引っ越し業者が有料サービスを提供している。

 

 <シェルターを設置> 家全体の耐震化は難しくても、寝室のベッドや部屋一室を鉄骨で覆うなどして安全な空間を確保する耐震シェルターという対策もある。東京都の耐震ポータルサイトでは25万円~350万円程度でできる工法や業者を紹介する。「住みながらの工事や耐震改修工事に比べて短期間での設置も可能」と説明している。


【 すくすく給食!おすすめレシピ 】-その12- 

2015年03月02日 13時12分07秒 | ブログ

【 すくすく給食!おすすめレシピ 】-その12- 

 
 奈良県内の各地域の産物や旬の食材を取り入れるなどの工夫を凝らした学校給食を紹介します。献立画像をクリックしていただくと、レシピを見ることができます。ご家庭でも、是非お試しください。
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  ★今月の献立★
 *春キャベツのごま和え    
 *ちくわの二色揚げ      
 *貝のみそ汁
 *麦ごはん
 *いちご
 *牛乳


   ★レシピ★
    画像をクリック→ 
 
給食写真 

 
〔献立紹介〕

 ごま和えは、よく食べている野菜献立です。季節に合わせて色々な食材を使います。ちくわの二色揚げの衣にスキムミルクを入れ、成長期の子どもたちに必要なカルシウムがとれるようにしています。
 

世界が固唾を飲んで見守る欧州の最大危機 EUで一気に噴き出す矛盾

2015年03月02日 13時08分17秒 | ブログ

ドイツの踏ん張りに期待。

世界が固唾を飲んで見守る欧州の最大危機 EUで一気に噴き出す矛盾

世界が固唾を飲んで見守る欧州の最大危機© 東洋経済オンライン 世界が固唾を飲んで見守る欧州の最大危機

 2月27日、ドイツ連邦議会はEU(欧州連合)、ECB(欧州中央銀行)ならびにIMF(国際通貨基金)の「トロイカ体制」によるギリシャへの金融支援の4カ月延長を賛成多数で可決した。

 2月末に終了する予定だった金融支援プログラムが6月まで延びたため、ギリシャの銀行が連鎖破たんするなどの危機はとりあえず避けられた形だ。ただ、1月の総選挙で新政権を握った急進左派連合(SYRIZA)の主張していた緊縮財政の緩和はトロイカにほとんど受け入れられていない。ギリシャ国民の間には不満が高まり、首都アテネでは抗議デモで火炎瓶が飛び交う騒ぎになった。

 SYRIZAは4月中に具体的な改革案をトロイカと合意し、国債償還のピークが訪れる7~8月を控え6月以降も支援を延長してほしいところ。だが、政権発足時に主張していた国有企業の民営化の凍結など、構造改革や財政健全化に逆行する政策はEU内でもドイツやオランダが猛反発しており、今後の交渉は予断を許さない。

 ギリシャだけではない。今年は世界でも欧州(ヨーロッパ)に特に関心が集まっている。政治、経済、社会制度上の矛盾が噴出し、国政選挙も各地で予定されているからだ。

 4月19日のフィンランド選挙では、ギリシャなど南欧諸国の取り組みが甘いと考えるがゆえに、EUの支援に難色を占めす国家主義政党、真のフィンランド人党がどこまで勢力を伸ばすかが注目されている(現在は第3党)。

 5月7日には英国総選挙がある。EU域内からの移民急増で昔からの市民の職が奪われているとの意識が強くなっているが、2大政党の保守党、労働党とも民意をうまくくみ取れず、やはりEUからの離脱を主張する英国独立党(UKIP)が急速に支持を拡大している。

 現在は第3党の自由民主党と連立政権を組む保守党は、単独過半数を確保できた場合は17年までにEU残留か離脱かを問う国民投票を実施するとアピールしているが、条件付き公約が逆に顰蹙を買ってしまっている。

 スペインでも5月24日に統一地方選挙、9月27日に独立機運があるカタルーニャ州の議会選挙が控える。ギリシャのSYRIZAを範にしたように、昨年結成ながら急膨張しているのが極左政党ポデモスで、既成の2大政党の解体を主張している。

 そしてフランス。主要国ながら財政規律が不十分だとEUから警告されており、国内ではEU離脱に加え移民排斥を掲げる極右政党・国民戦線が勢いを増している。週刊紙シャルリー・エブド襲撃事件もあり、移民への風当たりは強くなっている。パリの街には銃を持った警官が立ち、イスラム系だけでなくユダヤ系住民への差別や偏見も根強い。

 移民の増加を経済成長にうまく結び付けられないのは、構造改革が進んでいないからだ。労働組合組織率が1割にも満たないのに、雇用規制が厳しく労働者の移動が制限されているため、失業率が25%と高い。かつて旧東独を旧西独が統一したドイツが「欧州の病人」と言われ苦しんだが、それはいまやフランスの代名詞となりつつある。

 一方、ユーロ安を追い風に、自動車や電機など輸出企業を軸に経済では独り勝ちを謳歌するドイツも、国内では5人に1人が貧困層という社会の二極化に悩まされている。2017年にはドイツで総選挙、フランスで大統領選挙が予定されている。英国の国民投票の可能性も合わせ、2017年はEU主要国の国政選挙で欧州統合の形が問われることになる。

 興味深いのは各国のEU懐疑派の党首がすべて欧州議会の議員であることだ(真のフィンランド人党のソイニ党首、ポデモスのイグレシアス党首、UKIPのファラージ党首、国民戦線のルペン党首)。ルペン党首は仏大統領選挙でも決選投票に持ち込みそうな勢いだ。

 EUは連邦国家ではない。文化、民族、言語が異なり、政治主権を持った28カ国の連合体だ。統一通貨ユーロを採用している18カ国でも、財政政策はなお各国が保持したまま。だからギリシャ危機のような矛盾が起きてしまう。

 民意がEUの政策運営に反映されない、もしくはEUの政治力が各国に完全には及ばないという欧州市民の疎外感が、各国の反EU的なうねりの原動力となってしまっている。

 第一次世界大戦で焦土と化した欧州は、二度と大規模戦争が起きないように国際連盟を作った。だが20年ほどで第二次世界大戦を迎えてしまう。その反省から、特に一触即発だったドイツとフランスが交戦しない方法はないか思案した。そして、両国の国境地帯にある戦略物資の石炭と鉄鋼を共同管理するECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)が生まれ、今日のEUの母体の一つとなった。

 統一通貨ユーロにしても、各国の債務問題が金融機関に波及した際のセーフティネットが未整備だったために危機が長引いている。ただ、昨秋に銀行同盟ができるなど、EU内の金融機関をECBが包括的に処理する体制が整備されてきた。財政がバラバラとはいえ、関税を撤廃した共通通貨圏で域内の貿易は活発化し、メリットを受けた企業も多い。ユーロ離脱、EU離脱のシナリオが賢明とは言い難い。

 バベルの塔の物語では、天まで届くような塔を建設しようとした人間のおごりが神の怒りを買い、各国の言語がバラバラになってしまったと言われる。欧州は分裂・自壊の危機を智恵で乗り越えられるだろうか。金融緩和で時間を稼ぎ、構造改革で財政膨張を克服できるか。さらに、近隣諸国と調和しながら発展していけるか。欧州の抱える問題は日本の課題とも数多く符合している。