晴耕雨読

晴れた日には土いじり、雨の日にはパソコンとボタニカルアート

「メソッド」を取り入れること

2009-12-05 | Weblog
珍しく、この年の瀬に
年賀状をイラストレーターで作ろう(真面目に)とか
ゆずをたくさんもらったからポン酢を作ろう(まだ作ってない)とか
数年ぶりにホームベーカリを出してきて、パンを作ろう(もちろん機械が作るのですが)とか
思ったりしている今日この頃。そんなちょっとバイオリズムが上がり
そして珍しく素直な気持ちでいたときに感じたこと。

元々、マニュアルを読むのは嫌いで、なんでもカンだより。
できないときに初めて取り説を読んでみる、とそういう人なんです。
きちんと学ぼうとしていなかった…

ところが今日毎日新聞で、篠田節子さんの「男子禁制!!ロッカールーム アタマ、キン肉」を読み
なるほど!と納得した次第です。

少し長いですが引用します。

男子禁制!!ロッカールーム:第18回 アタマ、キン肉=篠田節子
 キャッチアップクロールという言葉を10年ほど前に初めて知った。
普通なら交互に水をかくクロールの手を、ワンストロークごとに
いったん伸ばした状態で掌(てのひら)を重ねるようにして止める。
子供の水泳教室に参加したりスポーツジムで習ったことのある方にとっては常識だが、
初めてインストラクターについた私は大いに戸惑った。

 --泳げるあたしがなんでこんなことさせられるわけ?

 次は、水をかき終えた手の指先で、自分の頭をポンと叩(たた)いてから、再び水中へ。かく、頭ぽん、水中へ、の三拍子だ。


 --何やらせるのさ、アホくさ--

 次、両手に小さな樹脂製の人形を握った状態でクロール。

 --あのね、子供の水泳教室じゃないんだから--

 で、結果は?

 20分足らずのレッスン終了時、突然、泳ぎに伸びが出た。
今まで自分の足で走っていたのが、自転車に乗ったようだ。


 何なの、これは?

「腕が曲がってる」「肘(ひじ)から出せ、肘から」「君のストロークはこうなってる。いいか、見てろ、こうやるんだ、こう!」

 そんな風に「言葉」で教えられ、あるいは手本を見せられ、
ときには体を持って動かしてもらって、頭で理解し、練習し、直し、
再び練習し、一つの動きを習得してきた。
しかしそのとき、ごく短いレクチャーで複雑な動きを体が勝手に学習し、
二十数年間馴染(なじ)んだフォームを変えた。たまげるなんてものじゃない。

 水泳だけでなく、こうしたメソッドは、スポーツのあらゆる分野で開発され、浸透しているのだろう。

 一見、無関係に思える動きを繰り返すことで、筋肉そのものの動き方が変わる。
それが連なり無駄のない体全体の動きを作り上げる。

 「私の意識」は、「私の身体」の司令塔なんかではない。体が勝手に学習し判断する。
これが本当の「アタマ、キン肉」って、やつだ。


 起きる、立つ、歩く、寝返りを打つといった日常的な動作も、
一見無関係な筋肉の動きが、複雑に連係している。
肋間(ろっかん)神経痛で胸部をねじれなくなったとき、
蒲団(ふとん)から起き上がるのに難儀してあらためてそのことを実感した。

 少し前、足腰が弱くなって立ち上がりが辛(つら)くなった母を、
「はい、頑張ってね」とばかりに放って置いたら、
見かねて背後から抱きかかえて立たせてくれた女性がいた。
立ち上がりや歩行が困難な人に、向き合って両手を肩に回してもらい補助する、
という方法もあるらしい。
欠点は被介助者が自分の足で立とうとせずぶら下がってしまうことだ。
いずれも、介助者には大きな負担がかかる。

 そんな折、脳梗塞(こうそく)の後遺症のある患者さんについて、
本人の頭の重さを利用し、自らの体重移動によって両手を台について立ち上がる方法があることを知った。
脳梗塞、骨粗鬆(そしょう)症、単なる筋力の衰え、関節炎……障害の程度、
部位、原因はそれぞれ異なる。
きめ細かく見ていけば、それぞれにフィットした介助方法や設備、道具を開発できそうだ。

 そして思い浮かぶのが、スポーツの世界の進んだメソッドだ。
その背後に人の筋肉や関節の動き、血流や代謝のメカニズムについて、
どれほどたくさんの研究の蓄積があるだろう。

介護予防のトレーニングだけでなく、すでに倒れてしまった人々のリハビリや生活の質向上のために、
スポーツ科学やジムの貢献する余地は想像以上に大きいのではないだろうか。



私の感じ方は少し本題から逸れるかもしれませんが、
その道で練り上げられたメソッド(方法)というのは合理的で
やみくもにやってみるよりは、確かに効率的であるに違いない
これからは、少しは「メソッド」というものを信用してみよう(?)
と思いました。

実際、人の話をよく聞き、「メソッド」を忠実に実践し、
快適なよりよい生活を実現していっている友人がいるのですから。

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1 コメント

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エンジョイエクササイズ (プールデビュー)
2009-12-06 12:56:46

プールトレーニングしたい方
におすすめです。
水着・キャップ・タオル・水分補給飲料
をもって健康運動はじめてみよう!!
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