音と人のコラボな生活 

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時々遠出の山陰ローカルライフ

田園と運命

2011-05-26 | 音楽


<ラ・フォル・ジュルネレポートvol.5>

ベートーヴェンの<田園>・<運命と合唱幻想曲>の2公演。

彼の音楽に加え、彼という人、生き様を知れば知るほど、
尊敬の念は増す。

今日のY新聞の<声援~復興をめざして~>は、
指揮者のコバケン=小林研一郎氏からのメッセージ
彼自身がベートーベンの生き様に勇気づけられた話。



ベートーヴェンは30歳の頃から、耳が聞こえなくないっていく。
遺書を書き、自殺まで決意したが、どこからか、天の声が聴こえてきて、思いとどまる。
「生きて人類に夢を、愛を、祈りを、勇気を与える使命がある。」
今回聴いた3曲は、同じ頃に作曲。
ほとんど耳が聴こえなくなってる中で書かれた作品。

交響曲第6番「田園」
沼尻竜典指揮&日本センチュリー交響楽団

演奏の前に、時間があるからと、
沼尻マエストロが、オケの部分演奏を交えながら、田園の解説
これが、饒舌、ユーモアあり、わかりやすくて、いい!
私なんて、演奏聞く前に、イチコロ~~沼尻ファンに・・・

もしかして、今や指揮者になるには、
指揮だけではなく、トークが上手いことも条件!?

例えば~~~
大フィルの大植マエストロ、よ~しゃべる!
オーケストラ金沢の井上道義マエストロ、松江にきたときに聴いた、
ピーターと狼なんて、役者顔負けで仰天!
そして、なんといっても、
出雲フィルの中井マエストロは、皆様御存知の通り!

さて、沼尻さんの指揮、人柄がでてる感じで、自然体でいい。
オケのよさを引き出すような棒で、ゆったりとしていて
それぞれの場面のイメージが膨らんでいく。

びわ湖ホール情報誌によると、
文化庁芸術祭優秀賞&文部科学大臣賞のW受賞、すばらしい。



交響曲第5番「運命」
三ツ橋敬子指揮&日本センチュリー交響楽団。
合唱幻想曲のピアノは中道郁代さん。

三ツ橋さんといえば、昨年暮れから注目していた女性指揮者で
1月のブログにも綴っている↓
http://blog.goo.ne.jp/gouter2008/e/81ca0c03f3a6d77d5861d0d394bf69cd

情熱的で激しくもあり、ピュアで軽やかな雰囲気も漂う《運命》は
新鮮で、大変よかった

同日に、同じオケ、別の指揮者の。同じ作曲家の別のシンフォニーを聞くという~
貴重な経験ができた、日本センチュリー交響楽団にも、花○、ブラボー

今年の4月に大阪改め《日本センチュリー》に改称し、新たにスタート。
個人的には、低弦(特にチェロ})がエネルギッシュでgood
(後で↓のメンバー表で、KAKO先輩がいたことを思い出した・・
センチュリーサイトはこちら
http://www.century-orchestra.jp/

中道郁代さんのピアノは、初めて生で聞いたが、
表情豊かで繊細な感じでgood!
びわ湖ホール合唱隊の皆さんとソリストが加わった合唱幻想曲は、
迫力があり、<ラフォルジュルネびわ湖>のフィナーレにバッチリ


中国地方、梅雨入り宣言され、いよいよ雨の季節がスタート
今朝はまだ晴れ間も見えていたご機嫌のウォーキング

ひとさまのお庭の薔薇第二弾
花も蕾もたくさんでゴージャス。





第一弾は、真っ赤な薔薇
http://blog.goo.ne.jp/gouter2008/e/23094714576cb341ba98a0566522f733

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