『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

いとしの日々草

2019年12月07日 | 植物
春から毎日咲き続けた日々草。
すっかり葉も色あせ花が小さくなった。
それでも精一杯咲いている。
健気というほかない。



今朝の明石は5度くらいまで冷え込んだ。
もう十分かわいい花や元気な緑を楽しませてもらった。ゆっくり休んでもらいたいものだ。
本来は多年草なのだが中々翌年に咲くことはない。しかしこぼれた種から発芽して地面に自生する日々草が昨年から出てきた。自らは無くなっても新しい生を残す。それがまた次へとつながっていく。
植物界は生きる示唆に富んでいる。



ブログ開設2000日

2019年12月05日 | 日記

このブログも開設から2000日が経ちました。5年以上の長きにわたりほぼ植物ネタで続けてこれたことに我ながら驚いています。

毎日100から150名ほどの皆さまにご閲覧いただいているようです。驚きです。
記事は基本的に自分が見たもの、触ったもの、食べたものなどの具体的なものを扱っています。独り言のようなブログにお付き合いいただきまして本当に感謝しております。


開設当初の2014年頃のパキラ。
多分一番付き合いが古く、新潟の単身時代からの大事なお友だちです。


2011年当時の新潟の単身部屋の写真がありました。小さなテレビの右側にパキラがいます。部屋全体のテイストは今もあまり変わっていないみたいです。



今ではこんなに立派になりました。
(写真左側)明石の自宅です。

興味関心事は多いのですが元々飽きやすく長続きすることが少ない性格。でも植物好きは約8年ほどになります。同じくマラソンも50歳を前に始めたのでこちらも8年くらいになります。続けることで経験値と理解が上がり深まることがあります。それを言葉に変える作業をすることで何かがカチッと蓄積されていきます。見て感じたことをこのブログを通して表すことができることは自分にとってとても大切なことだと今思っています。どうか今後ともお時間のある時にのぞいていただけるとありがたいです。一つでも共感していただけることがあると嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


ボタニカルライフ 2019 ちょっとまとめ

2019年12月04日 | 植物
今年1年の植物生活を振り返ってみる。

年の始めにカクタスニシさんの初売りでいただいたミニ胡蝶蘭。花もちがよく3月頃まで咲いていた。気立ての良いやつだ。



和歌山のロウバイ。
ほんのりと甘い春の予感をかぐ。



姿形が美しいケヤキの樹冠が少し緑色に。


寒桜にメジロが入れ替わり立ち替わりやってくる。


奈良、佐保川のソメイヨシノ。
生きててよかったと思う瞬間。


小庭のハゴロモジャスミンも満開に。
いい匂いがただよう。


ディッキアたちはワイルドに夏を楽しむ。


サボテンな花は見ていて楽しい。かわいいやつら。


この子も。



エケベリアの水滴は雨上がりの愉しみ。


気立ての良いハイビスカスの雌しべ。



べっぴんさんのリトープスに花が咲く。



気まぐれにチランジアの花が咲く。


ランポー玉の花。
取ってつけたようで面白い。


茉莉花はジャスミンティーの香りそのもの。実際にこの花で茶葉に匂いを移します。


秋にも珍しくチランジアの花。


切り戻した残りのハイビスカスはしばらく花を咲かせ続けた。小さな蕾もバンバン開花させるすごい生命力だ。


秋、多肉たちも紅葉。


秋も深まり。



真冬を前にリトープスが開花した。

と、まあ取り止めはないが今年の植物生活の一部を振り返ってみた。
うちの子たちやよその植物たちを愛でながら師走となった。
このブログも開設して明日で2000日。
植物たちには感謝しかない。
生かし生かされ、持ちつ持たれつ互いの無事を喜ぶ。



あさぎり 残照

2019年12月01日 | 日記


午後5時半頃の朝霧駅。電車のドアが開くときれいな空が飛び込んできた。
炭火みたいに赤く燃え残る残照が夜の青に飲み込まれていく。
グラデーションが美しい。
JRの明石駅から須磨駅までは車窓から海が見える。わずか4キロ先には淡路島の山並みが見え、明石海峡大橋のたもとを通る。
明石、朝霧、舞子、垂水、塩屋、須磨と地名も美しい。明石、須磨は源氏物語でもお馴染みで、古くは万葉集にもうたわれている。古人もその浜でこんな空を見て何を思っていたのか。
電車のドアが閉まるまでのわずかな映像が印象的だった。
ちなみに写真左側に見える白いものは海洋冒険家、堀江謙一さんのヨット。太平洋横断のヨットがオブジェのように海に面して飾ってあります。